ふたりのカンケイ | OHIYORI日誌

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3児のハハの子育てお天気報告


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快晴が生まれて間もなくのころ、「うららはお姉ちゃんなんだから!」とか「お姉ちゃんらしくしなさい」とかは絶対言うまいと心に決めていました。

できれば姉弟同士、名前で呼び合う仲になってほしいとも思っていました。

それから間もなく1年半が来ます。現在、そのその計画は見事に失敗しました。

「お姉ちゃんらしくしなさい」は、よほどのことがない限り出ていませんが、ほめる場面では多用しています。

「うららは、おねえちゃんだねえ。えらいねえ…」とか、「やっぱりお姉ちゃんはちがうね」などという具合に。ほめ言葉だからいいよね…と思うんですが、こころのどこかで引っかかっています。それはかつて自分自身が子どものころ、いつも親から求められていた『姉らしさ』と同じと思うから。

怒られるとか、叱られて怖いとか恐怖は伴わないのですが、この言い方には相当な威圧感がありました。つねにいい子で弟の面倒を見る『姉らしい姉』を、暗黙の了解のもと、ずっと演じ続けた記憶。そして、ある年齢で我慢の限界が来てしまいました。――あまりいい思い出ではありません。

だからあまり使わないほうがいいと思いつつ…。

うららはそんなだから、快晴に対しては「これはお姉ちゃんのだからだめよ」とか言って、結局お姉ちゃんを意識しているよう。不思議なことに、快晴にはどんなに嫌なことをされても、反撃はしない。とことんかわいがっているようです。

快晴の方もそんなうららに最近とても好意をもっています。うららが保育園に行っている間はとてもつまらなさそうで、やたらぐずるのに、休日や夜はお姉ちゃんにべったり。時々思い出したように泣きべそをかきながら私のところへ来るのですが、すぐまたうららに呼ばれると喜んで行ってしまいます。ほほえましい光景です。

もう少し大きくなると、ケンカも激しくなるのかな。

2人で手をつないで眠る姿を見ていると、このままずーっとなかよく成長してほしいなって…親の勝手な願い。


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来春、3人目が生まれてくるとこの二人の関係はいったいどんなふうに代わっていくのか、ちょっと楽しみだったりするんですが、仲睦まじい姉弟愛にあぐらをかきすぎると、先で自分がしっぺ返しを食らいそうだな…とか思ってしまう、心配性の母なのでした。(1998/10/01記)