の続きです。
元カレからの電話は
入浴中にかかってきました。
(動画を見るために、スマホをお風呂に持参しています)
電話が来ることは全く想定していなかったし、
よりによって入浴中だったので、
テンパりました
元カレ「もしもし？」
私「もしもし？」
元カレ「あ…久しぶり。」
私「うん。久しぶり。」
元カレ「あぁ…元気だった？」
私「うん。元気だよ。そっちは？」
(付き合っていた時に呼んでいたあだ名では
何となく呼びづらくて「そっち」という表現をしました。)
元カレ「まぁボチボチかな。」
(「ボチボチかな」の言い方、変わってないな…懐かしい。)
私「そっか。元気そうでよかった。」
元カレ「今お風呂だろ？」
私「…(認めるのもなんか恥ずかしくて沈黙)」
元カレ「昔から電話するとよく『今お風呂入ってる』って言ってたよな。声響くから分かるよ」
この一言で空気が和み、緊張がほぐれました。
それ以降は、
「元カレの周りの人」の近況を教えてくれました。
元カレは付き合っている時から、
周りの人の話をよく聞かせてくれていたので、
その人たちがどうなったか？という話です。
元カレ「小池(元カレ後輩)が、
まーたメンヘラ発動しててさぁ。
この間も、飲み会の帰り道で大変だったよ。」
私「小池さん相変わらずだね。
吉田さん(元彼の先輩)は？」
元カレ「吉田さんはまだ不倫してる。
ただ、今の奥さんとはもう離婚するらしい。」
私「不倫相手と結婚するの？」
元カレ「どうだろうね？社内不倫らしいから、
離婚後しばらくは無理じゃないの？」
本当は、元彼の近況が知りたかったのですが、
「彼女できた？」「勉強は順調？」
という質問は怖くて 出来ませんでした。
しばらくして、そんな私の気持ちを察したのか、
少し沈黙が続きました。
元カレ「…またご飯行かん？
友達同士で近況報告ってことで。」
友達同士の近況報告という名目で、
相手から誘われていくのであれば、
後ろ指を刺されることはないよな…
と思い、了承しました。
でも、
一線を越えてはならないということは
分かっていたものの、
どこかで何かが起こることを
期待してしまっている自分もいました。
寂しくて苦しくて、
誰かにそばにいてほしい、
誰かに愛されたい、そんな気持ちでした。
⑩に続く。
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