愛しの君へ。
君と出会ったのは僕が20歳のときだったね。
初めは少し距離を置いて君のことを見てたけど、1年ぐらい経つと君のすばらしさがわかり僕は君に夢中になった。
君のためなら全てを捧げてもいいとさえ思えた。
いや、僕は実際君に全てを捧げてきた。
僕は心の底から君のことを大切に思い、大切に扱ってきた。
でも君は僕に微笑んでくれなかったね。
一度だけ、微笑んでくれたように思ったけど君の気まぐれだった。
おかげで僕はどん底に突き落とされたよ。
精神的にも肉体的にも。
もうすぐ君と出会って20年が経つね。
君に全てを捧げてきた僕はそろそろ限界が訪れている。
できるなら君と一生共に過ごしたかったけど、君に全てを捧げてきた僕はもうすぐ貯金も底をつき生活ができなくなる。
不本意だけど君と離れて生活しなければならなくなる。
そうならないよう、僕は最後のがんばりを見せている。
君に微笑んでほしくて。
だから最後に微笑んで僕のために。
君といっしょにすごしていけるように。