岳望ノ橋衣羽(VIEW OF MT. FUJI FROM HOGOROMO BRIDGE.) | 過去への旅路~Journey Through The Past~

過去への旅路~Journey Through The Past~

静岡市清水区の羊水に抱かれた一区民のひとりごと。

羽衣橋1
古い絵葉書の旅。

この橋は明治43年に巴川河口から三保に架けられた木製のベイ・ブリッジ「羽衣橋」です。

全長518m幅3.6mの大橋。(ちなみに島田市の蓬莱橋は全長897.422m幅2.7mと世界一の木造橋!)

13年後の大正12年に橋の老朽化と港の修築のために取り壊されました。

右端のお城は最勝閣(明治43年に田中智学が三保貝島に建てた楼閣)手前は海苔粗朶とベカ舟が写っています。折戸湾の海苔は江戸時代の末期に始まり、大正時代に最盛期を迎え、その後清水港の改修、埋め立て、臨海工業の進出等で衰退し昭和中期に姿を消したそうです。

羽衣橋3
現在の同じと思われる場所。山の稜線は変わっていません。

羽衣橋2
羽衣橋の際(目で見る清水市の歴史より)