保育園でも のん子は全く同じだった。
興味があれば周り関係なく飛びつき なければ取り組まない。

お迎えに行って先生から言われる事は 幼稚園と何も変わらなかった。
やっぱり お世話係の子も現れた。
さすがに幼稚園の悪夢の二の舞は辛いので、幼稚園でお世話係になってくれたお友達とお母さんの事を話した。

先生は
『そこまで考えてなくて。でもお世話係の子の自立心も育つしお母さんもいい人だし大丈夫ですよー』
と言った。
でも、結局そのお母さんにも同じような事を思われてしまって、卒園まで気まずいままだった。
市外から通ってらしたので 小学校も別で正直少しホッとした。

救いだったのは担任の先生が のん子の困ったぶりを 時にはキツく私に言われながらも、決して問題児扱いをされなかった事だ。
次から次に のん子が集団行動からはみ出ないように策を考えてくれた。
本当に感謝の一言だ。

それが時には他の保護者からひいきだ、特別扱いだって言われた事も少なくなかったと 後から他のお母さんから聞いた。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
のん子が幼稚園~保育園を通して唯一記憶に残っている先生だ。