2018年11月26日に母を亡くしてから兄とわたしは、ラインで良く連絡を取るようになりました。
わたしが茨城に帰省した11月30日からほぼ毎日
兄とメールでお互いの氣もちを伝えていた。
三つ上の兄とはそんなに仲が良かったわけでもない。幼い時から兄は、“いつも不機嫌そうで話もしないし、家族の輪に入ってこない。言葉を交わすと直ぐに怒りっぽく、自分の氣分のいい時だけ話してくる人。そんな兄に氣を使うのが嫌だった。”
母が看取りの病棟に入り、兄もほぼ毎日病室に足を運び兄妹で夕飯を食べに行ったりする時間も増え、今迄にはない程 兄とわたしはよく話をした。
その時間が、お互いの腹の中を見せれる時間となり
母の死後、ラインでお互いの氣持ちを伝えられる関係にまでなっていった。
ラインで、お母さんが死んでしまったとは思えないとわたしが打てば
兄からもこっちも一緒だ。会えないなんて思えないと返信が来る。
おっかさ、いないんだなぁ・・・と届く兄からのライン。
兄がこんなに自分の思いを伝えてくることが
初めてのことだった。
つづく

