父の言葉に心が押しつぶれてしまいそうでした。とても悲しかったのです。「太陽、子どももいて自分も大変な中よく来てくれたなぁ」そんな言葉をかけてくれてもいいよねと思いました。
父は、わたしと兄に「来るのは当たり前だよな。するのは当たり前だよな」ということを母の闘病中よく言ってました。
勿論大切な母です。少しでも一緒にいてあげたい。その思いで兄もわたしも出来る範囲でやっていました。わたしと兄がしてきたことは皆が出来ることでもないことだったと思います。
だから、父から「ありがとうな、助かったよ」の一言に期待してしまった自分がいたのだと思います。
父の立場になって考えれば、
父も一人ではしんどかったでしょう。
わたし達に氣が回るほどの余裕もなかったでしょう。毎日神経が張りつめていたでしょう。
泣きたい時も我慢して頑張っていたでしょう。
わたし達に心配をかけないように強がっていたでしょう。
お父さんがお母さんを助ける!と宣言した父ですから。
人一倍見えないところで必死に頑張ってきたのだと今のわたしなら思います。
父を許せないと思ったあの頃のわたしはもういません。
今は父がいてくれる今をありがたいと思います。
昔の感情をそのまま心に持ち続けないように
変えることが出来たのは
仙人からの教えです。
*『解釈の数を増やしなさい』*
つづく
*生き方 モノの見方が変わるサプリ