(前回の続きです。)
顎の横ずれが気になって
矯正歯科に初診相談に行くときって、
「下顎の骨が左右非対称」なのか、
「下顎の噛むときの動きが左右非対称」なのか、
自分でもよくわかっていないことが
多いと思うんです。
だから精密検査のときには
通常の検査項目だけではなく、
CT画像で骨の形・大きさを確認してくれたり、
顎機能測定器で下顎の動きを調べてくれたりする
先生が安心できる気がします。
(お金はかかりますが…)
あと、これは単なる思いつきなのですが、
頭部X線写真を
正面、横顔にプラスして
下顎の方から頭頂にむかって透かすように
撮影することができたらいいなと思います。
正面と横顔と下顎からの
3枚の写真があれば、
あご骨の形・サイズが3次元的に
確認できそうな気がするんです。
そうなったら、CTをしなくても
「下顎の骨が左右非対称」なのかどうかぐらいは
はっきりするかもしれないなあ、
と思っています。
単なる思いつきにすぎませんが。
私が今通っている先生のところでは、
治療前の精密検査では
CTも顎機能測定もしませんでした。
(通常の検査項目だけでした。)
初診のときから主訴として、
「前後左右のバランスのよい顎の位置で
きちんと咬めるようになりたいです」
と書いていたので、
先生は当初から
「下顎の骨が左右非対称」な可能性は
あまり考えなかったのかもしれません。
その代わり、
下顎の動きはとても丁寧に
観察してくれました。
「奥歯が一番咬むところで咬んでみて」
「まっすぐに咬んでみて」
「下あごの力を抜いてポカンとしてみて」
「口を開けたままツバを飲み込んでみて」
等々、一時間ぐらい口を開けたり閉じたり
を繰り返しました。
(上記の4つのうち、下のふたつは
うまくできませんでした。)
そういえば、頭部X線写真も
「奥歯が一番咬むところ」と
「まっすぐに咬んでみたところ」の
2種類ずつ、撮影してくれたような覚えがあります。
こんな感じの精密検査で
治療を開始したところ、
当初の予定期間を大幅に過ぎてはいるものの、
下あごの歪みや傾きは
少しずつ改善されてきています。
だから「目視」・「観察」といった
アナログな検査も
先生によっては有効なのかもしれません。
今後もどういう風に治療が進んだか、
ときどきブログで報告していくつもりです。
顎ずれで矯正を考えている方が
いらっしゃいましたら、
前に書いたものですが、
よろしければこちらも覗いてみてください。
2022-10-17 追記
キャディアックスを導入しているのは、
主にMEAW矯正を行うクリニックのようです。
このブログで、
MEAW矯正を行うクリニックを
お勧めしているかのような誤解を招かないようにするため、
本文中、
キャディアックス → 顎機能測定
と変更しました。
こちらの投稿も、
よろしければ読んでみてください。