今、歯列矯正をしています。
解放されたくて。
アラフィフで本当に歯が動くのか
心配でしたが、
始めてみたら大丈夫でした。
毒歯科医のような
知識面・診断能力・性格面すべてにおいて
「専門家としてどうなの？」
と言いたくなるような先生では困るので、
矯正をお願いする先生は
時間をかけて、慎重に探しました。
そして運も手伝ってか、
矯正の技術と知識と経験があって、
私の歯並び・かみ合わせ・顎ずれの悩みに
誠実に対処してくださる先生を
見つけることができました。
先生を探すときは、
以下のようなことを考えていました。
今、矯正を考えている
皆さまのご参考になれば幸いです。
（１）
まず、
自分が矯正治療に願うことは何かを
言葉にしてみました。
→ 単純に
「上あご・下あごの歯列が
きれいなＵ字型に並べばよい」
のではなく、
「前後左右のバランスのよい顎の位置で
まっすぐに咬めるようにしてほしい」
（２）
この願いに沿った結果を
出してくれる先生はどんな先生か
考えました。
→ Heart, Head, Handの３Hが
必要だと思いました。
→ 患者の願いを
面倒くさがらずに聞く意欲をもち、
患者と普通に
コミュニケーションできること (Heart)
→ 患者の願いを
専門家としての枠組みで捉え直して
妥当な治療計画を立てるために必要な
知識や経験があること (Head)
→ 立てた治療計画を
確実に実現していく技術力があること (Hand)
（３）
「知識や経験」「技術力」については、
まずはじめに
参考にしました。
(ちなみにですが、
日本矯正歯科学会の昔の「専門医」のことを、
今は「臨床指導医」と呼ぶそうです。)
この認定医・専門医のリストから、
自宅から１時間以内で通えそうな
矯正歯科専門の診療所をピックアップし、
診療所のＷEBサイトを
隅々まで読んでみました。
数年前までは、
手掛けた症例の写真も掲載されていたので、
それもよく見ました。
（４）
「歯並びはきれいに並んでいて
上下の正中は合っているけれど、
顎が歪んだままの状態」の
写真があるところは、
候補からはずしました。
それから、
症例写真の細かいところまでは
よくはわからないものの、
なんとなく
「きれいに並んでいるな」
と感じる写真が
多く掲載されていて、
技術が良さそうな診療所もあることが
わかってきました。
（こういった素人の直感も
ばかにはできないと、
個人的には考えています。）
（５）
いろいろな診療所の
自己紹介を読んでいくと、
これもまたなんとなくですが、
「患者の願いを面倒くさがらずに
聞いてくれそう」
「理解力がありそう」
と感じられるところがありました。
先生ご自身の思いを
自分の言葉で語っている様子が
うかがえたからかもしれません。
逆に、
サイト制作はほとんど業者任せなのでは、
と思われるところもありました。
WEBサイトが美し過ぎたり、
文章がちぐはぐだったり、
「ら抜き言葉」が使われていたりすると
不安を感じます。
（６）
このあたりで、
候補が２件ぐらいに絞られたので、
初診相談の予約をして
実際にお話をさせて頂きました。
今お世話になっている先生は、
実は初診の段階では
「患者の願いを
面倒くさがらずに聞く意欲をもち、
患者と普通にコミュニケーションできること」
について、
１００％の自信で
「大丈夫」と思えたわけでは
ありませんでした。
でも
「知識や経験」「技術力」は
圧倒的でしたので、
「きっと、頭が良すぎて
せっかちな話し方をするのだろう」
と思って、
思い切ってお願いすることにしました。
表側ワイヤー矯正です。
私の歯並びは難しい症例で、
マウスピース矯正の適応外だそうです。
もう３年以上お世話になっていますが、
誠実な仕事ぶりの先生で、
この先生が見つかって
本当によかったと思っています。
(2023-11-20 追記）
今、通院している先生は、
「スタンダードエッジワイズ法」を勉強された先生です。
矯正先探しをしていた頃は、
先生の技術的な流派までは知りませんでした。
ですが、矯正ライフ６年近くになる今、思うのは、
たまたまとはいえ、
「スタンダードエッジワイズ法」の先生が
見つかってよかった、ということです。
詳しくはこちら↓を見てみてください。
（2023-04-13 追記）
日本臨床矯正歯科医会の会員リストも役立つと思います。
私自身はこの団体の存在を数年前まで知らなかったので、
矯正先探しの参考にすることはできませんでしたが、
こちらの団体の会員になるには、
「認定医」より厳しい基準を
クリアする必要があるみたいです。