1ミクロンも虫歯になっていない

健康な歯なのに、

「歯列からはみ出ているから、

将来ひどい虫歯になる」という理由で

抜歯を指示する歯医者。

 

本人が同意・納得していないのに

無理やり抜歯したりすれば、

歯医者といえど、傷害罪に問われますよね、

本来なら。

 

でも、当時私は15歳だったんです。

そう、未成年だったんです。

 

「未成年に対する医療」は

保護者の承諾を得れば

本人の意思を無視して行っても

法に問われません。

 

少なくとも当時は、

今のように

「インフォームド・コンセント」

に関して厳しく言われませんでしたし。(注1)

 

逆に言えば、

保護者がOKと言えば、

「医療」の名のもとに

傷害行為でも何でもできるんです。

素晴らしい条件ですよ。毒歯科医と毒親にとっては。

 

この歯医者は、父親の以前からの知人で、

たまたま通える地域に開業したのを知って、

少し前から家族で通い始めた歯医者でした。

 

私以外の家族の評判はよいものでした。

 

私も特段変わったことのない先生だと

思っていました。

この抜歯の指示があるまでは。

 

ー 続く ー

 

2022-11-24 追記

(注1)

「命にかかわる緊急処置」

或いは、百歩譲って

「エビデンスのある標準的な処置」であれば、

保護者の承諾だけで行われたとしても、

私も納得できたかもしれません。

 

でも、健全歯の抜歯は、

「エビデンスのある標準的な処置」でも

ましてや「命にかかわる緊急処置」でもありません。

 

当時(=1980年代)、このような処置を

未成年とはいえ、本人の同意なしで行った場合、

本当に法に触れなかったと言い切れるのでしょうか?