低所得の国ほど自然災害には脆弱 | 花の島(フローレス)と日本の間

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バイオマスエネルギー事業や排水処理事業を通じて、環境保全や住民の生活向上のための活動を行うNGOスタッフの日々の物語。インドネシア、東ヌサトゥンガラ州にあるフローレス島(ポルトガル語で花の島の意味)と日本を行ったり来たりしています。


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カールスルーエ工科大学のもつ世界の自然災害に起因する社会経済的損失に関するデータベース(CATDAT)によると、1900年から2015年までの自然災害により、800万人以上が亡くなり、7兆ドル以上の経済損失が発生したそうです。

https://watchers.news/2016/04/19/catdat-natural-disasters-caused-over-8-million-deaths-and-7-trillion-of-damage-since-1900/

 

 

世界全体のGDP(2016年)が75兆ドルなので、その約1割にあたる経済損失が115年間で発生したこととなります。

http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpd.html

 

上のグラフを見ると、特に1980年ごろから急増しているのがわかります。経済損失の約3分の1は洪水、約4分の1は地震によるものです。

 

一方、自然災害による死亡者数は以下のグラフのように、近年急増しているというわけではなく、どちらかと言うとばらついている感じを受けます。こうしてみると大災害として記憶に新しいスマトラ沖地震よりも、ずっと被害の大きかった災害もあるのですね。

 

 

また、ベルギーのルーベンカトリック大学災害疫学研究所(CRED)が昨年発表した統計によると、1996年~2015年の世界の自然災害による死亡者数は135万人。そのうち、約60万人は、主に気候変動でもたらされる災害による死者数です。

 

 

また、国の所得別に自然災害の死亡者数を見た場合、低所得の国ほど自然災害に脆弱と言えます。低所得国での人口10万人あたりの死亡者数は、高所得国での死亡者数の5~6倍にもなります。

 

 

低所得の国ほど、防災のためのインフラや医療設備が不足していることを考えれば当たり前かもしれませんが、自然災害は平等に被害をもたらすわけではないのです。

 

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