花の島(フローレス)と日本の間

花の島(フローレス)と日本の間

バイオマスエネルギー事業や排水処理事業を通じて、環境保全や住民の生活向上のための活動を行うNGOスタッフの日々の物語。インドネシア、東ヌサトゥンガラ州にあるフローレス島(ポルトガル語で花の島の意味)と日本を行ったり来たりしています。

1987年の設立以来、インドネシアの現地NGOと協力しながら、国際協力活動を行うNPO法人APEX(http://www.apex-ngo.org/ )の彦坂といいます。

現在、フローレス島内の農村で、ジャトロファ(またはヤトロファ、ナンヨウアブラギリ)という種子から油を採取できる植物を利用した、環境保全型地域開発事業に携わっています。この事業は、ナンヨウアブラギリによる荒地の緑化、ナンヨウアブラギリの種子からの搾油、その剪定枝や種皮などの廃棄物のガス化による発電、発電の際に放出される廃熱を利用した海水の淡水化を行い、環境保全をしながら住民の生活環境や収入を改善しようとするものです。事業の詳細についてはこちら をご覧ください。

また、この事業に対するご寄付 (ゆうちょ銀行、またはみずほ銀行への振込み)も受け付けております。 よろしければ、ご協力ください。

なお、このブログの記事は私個人の見解を書いたもので、所属団体の見解を示すものではありません。
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Excelのオートカルク(数値の入ったセルを選択した時にステータスバーに表示される合計値)の数値をコピーする方法の覚書。Excel 2013(Windows)だけど、たぶん他のバージョンでも同じような方法でできるのではないかと思います。

 

1. 「開発」タブからVisual Basicをクリック。「開発」タブが無い場合は、上部のリボンのあたりを右クリックして、リボンのユーザー設定をクリック、メインタブというところの「開発」にチェックを入れる。

 

2. Visual Basicから「挿入>ユーザーフォーム」をクリック。

 

3. 「ツール>参照設定」をクリック。

 

4. 「参照可能なライブラリファイル」で「Mirosoft Forms 2.0 Object Library」にチェックが付いていることを確認。

 

5. 「挿入>標準モジュール」をクリック。

 

6. 表示されたウィンドウに以下のコードを貼り付ける。

Sub copysum()
    Dim a, c As Range
    Dim i As Long
    Dim myDO As New DataObject
    Set a = Selection.SpecialCells(xlCellTypeVisible)
    For Each c In a
        i = i + c.Value
    Next c
    myDO.SetText i
    myDO.PutInClipboard
    MsgBox (i & "をクリップボードにコピーしました。")
End Sub
7. ファイル>Book1の上書き保存をクリック。
8. フォルダ「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART\」にファイルの種類「Excelバイナリブック(*.xlsb)」で「Personal.xlsb」という名前で保存。
9. ExcelのPersonal.xlsbという名前のテーブルで、複数のセルに適当な数値を入れて選択して、「開発タブ>マクロ」をクリック、copysumというマクロが選択されているのを確認後、実行をクリックすると「◯をクリップボードにコピーしました」(◯は合計値)と表示される。
10. 「開発タブ>マクロ」をクリックした後、オプションをクリック。
11. ショートカットキーにカーソルを移動して、Shift+Cなどを押してショートカットキー(Ctrl+Shift+C)を設定して、OKをクリックする。
12. マクロウィンドウを閉じて、上書き保存してExcelを閉じる。
13. Excelを再起動すると先ほど作成したPERSONAL.xlsbが開くようになっている。
14. 表示タブでウィンドウ>表示しないをクリック。
15. Excelを終了しようとすると、「個人用マクロブックの変更を保存しますか?」というメッセージが出るので、保存をクリック。
16. もう一度Excelを起動する。
これで、複数セルを選択した場合の合計値(表示されているセルのみ)がショートカットキー(Ctrl+Shift+C)を押すことでクリップボードにコピーされるようになる。
ちなみに、以下のサイトを参考にしました。
【Excel】オートカルクの合計を取得するマクロを作ってみた! - とうすけろぐ : http://tosk.hatenablog.com/entry/2016/09/08/213502
セルの値だけクリップボードにコピーするマクロ - Qiita : 
https://qiita.com/tukiyo3/items/0d50f2834fb5098b4755

今年設立30周年を迎えるAPEXでは、適正技術関連で著名な大学の先生方などと一緒に適正技術フォーラムを設立することとなりました。

 

 

国際協力、特に途上国での技術支援を行う時、先進国で使われているような技術をそのまま現地に持っていったとしても、高価であったり、運転が難しかったり、すぐに修理できなかったりすることが多くあります。

 

適正技術は、このフォーラムでは「それぞれの地域の状況に適し、多くの人々が参加しやすく、環境の保全や修復にも資する技術」と定義していますが、このような状況にならないための解決策の一つでもあります。

 

また、そのような適正技術は企業が膨大な市場を求めて、途上国へ進出するのにも重視しなければならない考え方であるともいえます。

 

元々の適正技術の考え方は、インドのマハトマ・ガンディーに遡ります。当時のインドはイギリスの植民地で、インドの綿花がイギリスへ輸出され、逆にインドはイギリスで機械を使って大量生産された綿製品を輸入していました。ガンディーは、インドはこのままではさらに貧しくなると考え、インド国内で綿製品を人の手によって織ることを提唱します。人の手で織ることで雇用を生み出すという意味もありました。

 

彼は、技術の発展は進歩と本質的に同義であるとは思いませんでした。技術の力はもっとうまく生産され、利用されるべきだと信じていました。そして、その恩恵はより個人に向けられ、より広く生み出され、より分散的に享受されるべきだと考えていました。彼は、技術は人から権利を奪ったり、暴力のために利用されたりすべきものではなく、人々を広く力づけるために利用されるべきものだと考えたのです。

 

ガンディーがイギリスに渡った時に、あのチャップリンに出会い、彼の話にインスピレーションを得たチャップリンは、後に映画「モダン・タイムス」を作ったといいます。 「モダン・タイムス」は資本主義社会や機械文明を痛烈に風刺した作品で、労働者の個人の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を表現しています。

 

そのように適正技術の元をたどるとガンディーに行き着きますが、適正技術の考え方を本格的に世に送り出したのは、『スモール・イズ・ビューティフル』の著者、エルンスト・フリードリヒ・シューマッハーです。実は、このシューマッハー、1965年にITDG(Intermediate Technology Development Group )というイギリスのNGOを創設します。適正技術による支援を行う団体ですが、このITDGが2005年にPractical Actionという名称に変わりました。

 

APEXでは、このPractical ActionのCEOを2005年から2015年まで務めたサイモン・トレース氏を、11月4日、5日に開催される適正技術フォーラムの設立を記念する国際会議に講師として、ご招待しました。

 

サイモン氏がCEOを務めた10年間に、Practical Actionの収入額(寄付金など)は、2005年の1,509万ポンド(23億円)から2015年の2,600万ポンド(2014年は3,000万ポンド)までと倍増しました。年間の裨益者数は今や170万人にものぼるそうです。

 

このサイモン氏だけでなく、インドやインドネシアで適正技術の普及に取り組むNGOや日本の研究者・企業の方を講師として、お迎えした国際会議、ご都合が付けば是非ご参加ください。

 

特に途上国を技術で支援したい方、途上国に技術を売り込んでいきたい方にとっては、現地ではどのような技術が求められるか、世界的にどのような技術の進歩が望ましいか等、何らかのヒントが得られるかもしれません。

http://www.apex-ngo.org/atfjconference2017.html

ゲイツはあるとき、こう書いた。「ビジネスで用いられるどのようなテクノロジーにもあてはまる第一の法則は、効率の良い業務を自動化すれば、公立がさらに良くなるということだ。第二の法則は、効率の悪い業務を自動化すれば、さらに効率が悪くなるということだ。」ー『ビル・ゲイツ 未来を語る』

 

『テクノロジーは貧困を救わない』という本を読みました。著者は2005年にマイクロソフト・リサーチ・インドを共同設立し、2009年まで副理事を務めた方です。

 

途上国での教育状況を改善するため、100ドルPCなどという事業も過去には行われていたが、あまりうまくいっていない場合が多い。単にテクノロジーを中心とする介入パッケージを途上国に提供すれば、一様に貧困などの途上国が抱える問題が改善するわけではなく、テクノロジーは彼らの良い所、悪い所を増幅するに過ぎないと言います。そして、いちばん重要なのは、心(意図)、知性(判断力)、意思(自制心)からなる内面的成長を促すことだと説いています。

 

この考えには大いに共感するところがあります。現地に役立つ技術を持ち込んでも、自分たちの生活を良くしたいという意図、そのためにこの技術は役に立つという判断力、新しいことを始めるのは大変だけどやっていこうという自制心からなる内面的成長を、現地住民が経験しなければ、持続可能な技術とはならないからです。


この本で書かれていた世界価値観調査の結論やマズローの欲求階層説も興味深かったのですが、特に印象的だったのが「インドのIT分野の躍進の秘密は何なのか」という問いに対する答えでした。

インドはインド工科大学( I I T )などの施設を通じて、優秀なエンジニアを育ててきたこと、それらの卒業生が海外に出ていき、その後インドに戻って母国の発展に尽くしたことがあげられていました。バークレー情報大学院のアナリー・サクセニアンは、条件が整っていさえすれば、頭脳の流出は有益な「頭脳の循環」に変化しうると言っています。

数日前に読んだ以下の記事を思い出しました。
従業員の才能を爆発させるには「会社に人を長く留める」戦略を捨てる必要がある - GIGAZINE

会社、国からの頭脳の流出は、頭脳の循環として役立つこともあるということかと思います。ただ、戻るにふさわしい、または協力するにふさわしい会社や国であればという条件付きのようですが。

レジ袋の使用をデリー首都圏で全面禁止したりと環境面では比較的進んでいるインドですが、アメリカなどの先進国の環境政策を見て母国に帰ってきた人の影響が大きいのかもしれません。

 

【インド】国家グリーン裁判所、デリー首都圏でのビニール袋等の使用を全面禁止。執行では混乱も | Sustainable Japan

先日、と言っても7月のことですが、3ヶ月ほど(実質は10日)かけて行っていた江戸三十三観音(Wikipedia)の巡礼を終えました。江戸三十三観音というのは、東京都23区内にある33箇所のお寺にある観音菩薩を拝みにいくお参りです。観音さまが人々の願いを叶えるのに、33種類の姿となって現れることから33箇所となっているようです。

 

まあ、実際は江戸三十三観音は番外も入れて34箇所となっていますが。

 

各お寺をまわって、御朱印(下の写真)をいただくのですが、御朱印はもともと写経を納めた際にその証としていただくものでした。最近は御朱印を集めるのがブームとなっているようで、お寺によっては「33観音の巡礼はスタンプラリーではありません。」などという注意書きを書かれた紙を渡されるとのことでした。実際、巡礼中に何枚もそのような紙をもらいましたし、貼り紙も見ました。

 

 

そういうこともあって、自分はすべてのお寺に般若心経の写経を納めました。また、全部自転車で周りました。普通の折りたたみ自転車で。

 

実際に写経を納めると、「若いのにえらいね」とか言われることもありました(それほど若くはないのですが)。または、お寺の人に「すごいですね。ひょっとして、そっち系の人ですか?」と聞かれたりとか。「そっち系って、どういう意味ですか?」と尋ねたら、「いや、同業の方とか・・・」と言われました。それほど、珍しいことなのかもしれません。

 

しかし、あまり字はうまくないのですが、写経を持っていくと大体、「わざわざご丁寧にどうも」などと言いながら、両手で丁重に受け取ってくださるのです。檀家でもないし、宗派も異なる寺院もあるのに、わざわざ供養してくださって、こちらこそ申し訳ない気分にもなるのに。本殿に納経箱が設置してあって、そこへ自分で持って行って納めるお寺も何箇所かありました。

 

御朱印をお願いすると、奥から歩行器を支えにご年配の女性が現れて、「御朱印はもう数十年私が書いてるんですよ」などと言いながら書いてくださったこともありました。

 

しかし、年がら年中、御朱印の対応をするために家を留守にすることも出来ないし、お昼時とかに来る人もいるし、スタンプラリーなんかと勘違いしているような人もいるしで、私も一度お寺の人に33観音の受入を止めようと思ったことはないのかと尋ねたことがあります。その前にも別のお寺で、うちもやめたいと思ってるなどというのを聞いたことがあったからです。

 

その方の答えは「まあ、ずっと長いことやってるし、・・・何より、どう止めたらいいか分からないこともあって」とのことでした。確かに、どこかが止めたら、その代わりを見つけないといけないということもあるかも。

 

33箇所の中には由緒あるお寺もあり、まわってると江戸の歴史などにも詳しくなります。中でも興味深かったのが、ねずみ小僧、八百屋のお七、振袖火事です。

 

ねずみ小僧はお金持ちの家からお金を盗んで、庶民の家に配って回った義賊というイメージがあったのですが、実際には盗んだお金を配ったという歴史的証拠は何もないとのことです。お金のある武家屋敷にばかり泥棒に入っており、盗みを数十回くりかえした後に捕まってもほとんど無一文だったのは本当だったとか。(Wikipedia

 

33箇所の1つ、両国の回向院にはねずみ小僧の墓があり、その墓石を削り取って持ち帰ると強運になると言われており、今でも削る人が絶えません。ただ両国にあるのは墓でなく、あくまで供養塔であって、本当の墓は南千住の回向院にあるという話もあります。

 

八百屋のお七は、自宅が火事の被害にあった時に避難していたお寺の小姓に恋をした少女、お七が再建した自宅に戻ってからも、彼に会いたい一心で、また火事になれば彼に会えると思って自宅に火をつけたという話。お七は、その後、火あぶりの刑に処されて亡くなる。歌舞伎や落語など、多くの作品がお七を題材にしているそうです。

八百屋お七 - Wikipedia

 

お七を裁いた奉行が、お七の年齢が15歳以下なら火あぶりの刑を逃れられると思って、年は14かと何度もお七に尋ねたが、お七自ら16ですと答えたので、仕方なく火あぶりとなったという話もあるが、その部分は後からつけた作り話のようです。

 

振袖火事とは、1657年に起きた江戸の三大大火の一つ、明暦の大火の別名です。江戸市街の6割を焼き、死者数3万から10万人と言われる、この明暦の大火の諸説ある原因の一つから、この火事が振袖火事と呼ばれているそうです。

 

質屋の娘がお寺の小姓に一目惚れをし、彼を見つけようとするが叶わず、その小姓が着ていた振り袖を買ってもらう。その後、結局、再会は果たせず、娘は病気でなくなる。その振り袖は本妙寺を経て他の娘の手に渡るが、その娘も質屋の娘の命日に病気で亡くなる。振り袖は再び本妙寺を通して、さらに別の少女の手に渡るが、またその娘も亡くなった。そこで、その振り袖を焼いて供養しようとして、火をつけたところ、突然強い風が吹き、振り袖は空を舞い、それが江戸の町に火をつけて大火につながった。

 

その真偽は分かりませんが、上のリンクのWikipediaにある、大火の際に牢屋奉行が焼死しそうな罪人を、大火から逃げ果たせたら必ず戻ってくるようにと言ってから独断で解き放ち、結果的には罪人全員が戻ってきたという話は興味深いです。

 

何となくで始めた33観音を巡る旅は、途中からこのような歴史をたどる旅となり、また33通りの自分と向き合う旅ともなったような気がします。ものごとの終わりは、新しいものごとの始まりでもあるように、ひとつの旅の終わりは新たな旅の始まりでもある。そんな思いで、今日も明日も旅を続けたいと思いました。

 

そういえば、江戸三十三箇所の旅を締めくくる33番のお寺でもらった朱印帳の引換券の番号が、偶然にも33番でした。

 

カールスルーエ工科大学のもつ世界の自然災害に起因する社会経済的損失に関するデータベース(CATDAT)によると、1900年から2015年までの自然災害により、800万人以上が亡くなり、7兆ドル以上の経済損失が発生したそうです。

https://watchers.news/2016/04/19/catdat-natural-disasters-caused-over-8-million-deaths-and-7-trillion-of-damage-since-1900/

 

 

世界全体のGDP(2016年)が75兆ドルなので、その約1割にあたる経済損失が115年間で発生したこととなります。

http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpd.html

 

上のグラフを見ると、特に1980年ごろから急増しているのがわかります。経済損失の約3分の1は洪水、約4分の1は地震によるものです。

 

一方、自然災害による死亡者数は以下のグラフのように、近年急増しているというわけではなく、どちらかと言うとばらついている感じを受けます。こうしてみると大災害として記憶に新しいスマトラ沖地震よりも、ずっと被害の大きかった災害もあるのですね。

 

 

また、ベルギーのルーベンカトリック大学災害疫学研究所(CRED)が昨年発表した統計によると、1996年~2015年の世界の自然災害による死亡者数は135万人。そのうち、約60万人は、主に気候変動でもたらされる災害による死者数です。

 

 

また、国の所得別に自然災害の死亡者数を見た場合、低所得の国ほど自然災害に脆弱と言えます。低所得国での人口10万人あたりの死亡者数は、高所得国での死亡者数の5~6倍にもなります。

 

 

低所得の国ほど、防災のためのインフラや医療設備が不足していることを考えれば当たり前かもしれませんが、自然災害は平等に被害をもたらすわけではないのです。