鬱病と休職満了 | APEと旅行な徒然日記

鬱病と休職満了

昨日、会社の部下が休職期間満了で退職した。
私が名古屋から戻ってきた年の夏から鬱病で休職して、昨年の年末から私の部下になった同僚だ。

実は過去にも鬱病の部下がいた。私が管理職になった最初の部下が、2ヶ月目から月曜日が休みがちとなり、夏休み以降は体調不良で会社に来なくなった。
精神科に行ったら鬱病で2ヶ月の療養が必要とのことだ。
2ヶ月では復帰できなかったが、年末や年始の面接では元気一杯で、スタッフに職変えないかと言った私に対して、「私が弱かったです。もう一度営業で頑張ってみます!」と言っていた。
結局、休職を始めた翌年の2月には主治医からの復帰可能の診断書が出て、3月下旬より会社に復帰した。

その年は4月1日に名古屋への異動の辞令がでて、その部下とはすぐに分かれることになった。
ところが名古屋に赴任して1ヶ月もたたないうちに、また会社に来なくなったとの噂を聞いた。
2ヶ月たった頃に休職が発令されたことを移動通知で知った。

休職期間満了の直前に彼は2度目の復帰をした。

8ヶ月後、私は再び異動で東京に戻った。
その彼とは同じ部だったがグループが違ったので上司にはならなかった。
ただ病気は治っておらず、だましだまし出社していたそうだ。
うちの会社は継続して1年出勤すると、過去の休職歴がクリアされ、同じ鬱病でもまた1年半程度の休職期間が貰えるからだ。

程なくして復帰後1年がたち、彼は再び休職となった。
その半年後、家族より自殺したとの話があった。
理由は仕事の事ではなかったが、私はしばらく悩んでしまった。

「彼を鬱病で休むきっかけを作ったのは私ではのか?」
「彼を復帰させたのは早かったのではないか?」

管理職なってばかりの私に落ち度があったのではないのかと・・・・

それから半年が過ぎて、再び鬱病で休職中の部下ができた。
正直、前の彼の事があり、預かりたくはなかったが、部門長のたっての依頼なので断れなかった。

それから1年、何度か復帰・休職を繰り返し、昨日の退職となった。
復帰と休職を繰り返したのは、やはり完全に鬱病が治っていないのに、無理して復帰をしたのが原因だ。
言葉は悪いがちょっと肩の荷が降りた気がする。

昨日退職した元部下はまだ30代前半である。
本人も「会社を辞めてこの辺りで気分一新した方が良いと思った」と話していたが、確かにまだまだ再就職が可能な年齢だと思う。
前の彼のように無理して1年出てきて、それからまた休職するようでは30代後半になり新しいスタートを切るのは難しい年齢になってしまう。彼にはちょうど良い時期だったのかもしれない。
これからの人生を、新しい場所でぜひ頑張って欲しい。

二人の鬱病の部下を持ってみて、いろいろ学んだことと悩んだことがある。
特に難しいのは鬱病がどれくらい直っているかが解らないことだ。

主治医はよほどのことがない限り、本人が出社したいと言えば出社可能の診断書を書くようだ。
また本人は抗鬱剤が効いている時にはものすごく元気に見えてしまうことがあるようだ。
いわゆる軽い躁状態になっているようだ。
前の彼はまさにこの状態の時に復帰をしたのかもしれない。

最近は10人に1人は鬱病にかかると言われている。
管理職としては鬱病の部下とは付き合いが難しい。
でも鬱病の社員が増えているのが現実だ
これも時代の変化なのだろうか?