あれは夏休みのことでした。

小学校のころのお話です。

 

来る日も来る日もファミコンに明け暮れる毎日

ついに天罰が下ることになりました。

 

あの日はとにかく朝から暑く日課のラジオ体操が終わり家に帰って部屋でゲームしてる時でした。

暑くても部屋にクーラー等なく親に見つかるとゲームをさせてもらえないので小さな音でまるで隠れるように部屋を締め切ってファミコンをしていました。

ゲームは確かドラクエ4でした。

部屋は締め切ってたので外より暑く汗が吹き出しながらゲームをやってました。

 

なんでこんなこと、キツいことするんだと思われますがゲームとはそこまでする価値があるとあの当時は思ってました。

 

まぁ、当然のことのようにそんな過酷な現場ではタイトルのように泡を吹いて倒れることになります。

 

 

 

私は気がつくと病院のベッドの上でした。

母親が心配そうに横にいてくれたのを今でも思いだします。  点滴中でした。

 

第一発見者は妹でした。妹はお昼ご飯ができたから母親に呼んでくるよう言われて呼びにきたのですが返事がなく部屋に入ると泡を吹いて倒れているアニキを発見したそうです。

『お兄ちゃんが泡吹いてる!』

母親が駆けつけてた時には真っ青になって倒れてたそうです。

『カニみたいやぁ!』

妹はそう言ってたそうです。

すぐに救急車を呼び近くの病院へ連れて行かれたようでした。

 

 

 

その後、親からこっ酷く怒られることとなりました。オヤジからは

『こいつは言っても聞くような奴やない。エアコンを付けよう』

私はその言葉に対し

『やった〜!エアコン付けてくれるの?これで暑い日におさらばヤー!』

オヤジからゲンコツをもらい数日後、エアコンを取り付けてもらうのでした。

 

皆さんもこれから暑い日がやってくるのでくれぐれも部屋を締め切って蒸し風呂の中ゲームはしないようにしましょう。