こんばんは。
ここのところ雨の日が多い和歌山です。
先日、新調した長靴をはいていた私は気分よく歩いていたのですが、斜めに置かれている鉄板の上で傘をさしたまま滑って転ぶということがありました。
傘は全部裏返しになるし、腰と腕で体を受け止め、次の日にはそこら中、筋肉痛といった不運に見舞われましたが、これくらいですんでよかったなと思います。
雨が降ると滑りますので皆様もお気を付けくださいー!こんなドジな人はあんまりいないかもね笑
さて、忘れないうちに森道市場で出会った気になる人について書きたいと思います。
私が販売をお手伝いしていたpirkataneさんのアクセサリーのブースの前は、東京の世田谷区にあるセレクトショップのブースで、洗練された素敵なお店でした。男性のオーナーさんとスタッフ2人の方もみんな気さくな方々で、いつもにこにこしているのが印象的でした。オーナーさんとは雑貨のお話が少しできました。雑貨業界の常識を覆したいという野望を持っている方で、いつか何かで関わることができたら嬉しいなと思います。
さらにそのブースの左隣には、こちらから見ていてとても興味深いお店がありました。店先にはどうやら色々な石を並べているようです。手が空いたら見に行こうとずっと様子を見ていてやっと、見に行くことができました。石の前には石のガチャガチャが置いてあり、コインを入れたら石が出てくるよう。石好きにはたまらないといったところでしょうか。
中には石とオブジェのコラボした置物が販売されていました。それは見事な一体感で、「石好きだ」さんが拾って来た石に合わせて「白水」さんという芸術家の方がオブジェを作るといった合作でした。
そう、そのブースは「石好きだ」さんと「白水」さんのコラボブースです。
私がお邪魔した時は「石好きだ」さんしかおらず、少しだけお話しをしました。店先からお店の中まで机の上にびっしりと並んだ珍しそうな石をお客さんは興味深そうに眺めています。私はその石たちが気になって、「石は売ってもらえるのですか?」と尋ねたところ、石好きださんは、「はい、1億円でしたらお譲りします」と微笑みました。私は面食らってしまいました(笑)つまり売る気はないのですね!
いかにたくさんの販売したい商品や作品をどんなふうに並べるかいつも悩んでいた私をよそに、自分が売りたくないものを並べてお客さんに喜んでもらっている人がいる。そして、石大好きさんはすごく、幸せそうなんです。にこにこふわふわしていて、石について聞かれたら嬉しそうに答えておりました。そして、お客さんは入れ替わり立ち替わり絶えずブースにいるのです。そして、気づけば私は石のポスターを手に取り購入していました。
このポスターです。なぜか写真が反対にしかアップできなくて、見にくくてすみません。
特に石がめちゃくちゃ好きなわけではありませんし、ポスターがほしかったわけでもない。でもなにか手に入れたいと思ってしまう、不思議な空間です。そしてあの方からこのポスターが買えてよかったと心から思った。彼女が集めた大好きで大事な石がポスターになっているのですから、それが500円だとめちゃくちゃお得ですよね!?という感じです。
私のようなこんな人がきっとたくさんいると思います。でも石好きださんは、そんな企みを考えているわけではないはず。そう思わせてくれるお人柄がまた魅力的です。
物を売るって究極のところ、石好きださんのようであるといいなと思います。売れるから売るのではなく、好きなものだから売るんです。安いから買うのではなく、あの人からだから買う。ふんわり思い描いていた私の目標を、究極的な方法で実現している人に出会い、よりくっきりと、はっきりとしたなと思いました。
話は長くなりました!
お読み頂きありがとうございます笑
まだまだ私の歩く道は長くなりそうです。
