窓を開けて午後の風を

むせるほど吸い込んだ夏の日

陽ざしが今傾くのを

あなたの腕に抱かれ見つめた

 

幸せなんて言葉があるからそれと気付かずに

思い出ばかり作るのね …

あなたをいつも近くに感じて生きたい

それだけがただ願いなのに

 

 

闇にゆれる星の数に

負けないほどの熱い想いを

胸の奥でにぎりしめて

そっと時を重ねていきたい

 

あなたがどんな遠くを見つめていてもかまわない

素敵な人に変わってね …

会えなくなってもいつか私の心を

あなたの色で染めるくらい

 

 

あなたがたとえ遠くを歩き出してもかまわない

私の中に生きている ・・・

あなたの記憶の中のわがまま娘を

片すみにでも 残していて

 

 

 

 

 

 

2017年に書いた記事をふたたび使り直しています。

 

孝子さんの四季四部作の最初の曲です。

この後、秋の日の夕暮れ、クリスマスの夜、春色のメロディーと続いていきます。

 

この流れを見ていくと

「幸せなんて言葉があるからそれと気付かずに思い出ばかり作るのね・・・」

 

というのは、彼が私ではない違うどこかを見ている。

(それは秋の日の夕暮れで違う女性だと気付く)

でも大好きな人との幸せな時間はとても楽しく思い出ばかり作ってしまう。

別れの気配を感じ始めているのに・・・。

 

前回の記事とは少し違った解釈になりました。

 

でもこの曲は一途な女性の気持ちを感じることができる歌ですごく好きです。

それにしてもこの時の孝子さんはきれいだなぁ。