この日はずいぶん真っ暗な夜だった。
月や星は黒い雲に覆われていた。
まるで・・・これからの出来事を伝えるかのように・・・
「これが噂のビデオね」
今年の春、女子大生になった奈津美はあるビデオテープを手にしている。
大学の間で噂になってる“呪いのビデオ”だ。
ビデオには血が塗られている。
「呪いなんて、嘘に決まっているじゃん。もしあるならお目にかかりたいくらいだわ。」
奈津美は大学に上がった時から、一人暮らしをしている。
もともと強気で幽霊などは信じない性格だった。
奈津美は血で塗られてるビデオテープを入れた。
内容はいたって普通のホラーだった。
その内容もありきたりでつまらなかった。
「ふあ~あ・・・なんだあ、普通のホラーじゃん。」
その時だ。テレビにノイズがかかった。
「?どしたんだろ・・・調子わるいのかな?」
奈津美のテレビは決して新しいとは言えなかった。
まだ地デジに変えてないし、サイズもかなり小さい。
「!?・・・井戸・・・?」
井戸が映った。
そしてしばらくして 髪の長い女が出てきた。
ゾク・・・ッ!!
奈津美の体に寒気がはしった。
女はどんどん近つ”いてくる。
そして女はテレビの枠をつかむ。
「いッ・・・いやあああああああ!!」
ガタンッ!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」
女はテレビの枠に挟まっていた。
「ちょッ・・・まってッ・・・こッ・・・このテレビちっさ!!」
女は必死にテレビから出ようとするが・・・。
「あんたもー少しデカいテレビ買いなさいよ!わたし29インチのテレビじゃないと余裕で出れないのッ!」
「・・・・・・・・・」
「あとねえ、7月・・・何日だっけ?・・・まあとにかく、
現在のアナログ放送は終了して、このままだとアンタ見れなくなるわよ!テレビ!」
「・・・・・・・・」
「ふぬぬ・・・ッ・・・ちょっとアンタ!ボサッとしてないで引っ張ってよ!!」
「・・・・・・誰が引っ張るかあああああああああああああああ!!!!!!」
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
おしまい。
いやあ~林檎ちゃんとクロリカと鈴蘭と帰った時
こんな話したんだ
初めて小説のせた
結構おもしろかったから、次は真面目な小説のせとくわwwww