古いクレーター治癒にはフラクショナルレーザーだけでなく、外用、注射、ジェネシスが必要です | 青山ヒフ科クリニック院長Dr.亀山のオフィシャルブログ

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表参道にある青山ヒフ科クリニック 院長 亀山孝一郎のブログです。

最近青山ヒフ科クリニックを受診する患者さんで多いのがクレーターが治らないと受診する方です。

フラクショナルレーザーをしたけれども治らないと来院されます。

残念ながら古いクレーターにフラクショナルレーザーだけをしてもクレーターはまず治りません。

(ついでに言うと毛穴も閉じません、フラクショナル レーザーは皮脂分泌を抑える作用はあまりないのです)

 

擦り傷やアトピー性皮膚炎の方でクレーターを生じる方はいません。

炎症が表皮そして表皮直下の皮膚の浅いことろで生じるからです。

表皮や真皮層がダメージを受けると、そこから体液が漏れたり、細菌やウィルスが侵入します。

そうなっては大変ということで、表皮細胞や真皮のコラーゲンが増加してへこまないのです。

ニキビは皮脂腺で生息するアクネ菌が引き起こします。

アクネ菌が生息する部位は毛穴の奥、皮脂腺のすぐそばです。

この部位は皮膚の表面より2から4ミリくらい深いのです。

深いところで炎症性細胞はアクネ菌を排除しようとして蛋白分解酵素や活性酸素を放出します。

これでアクネ菌だけでなく、アクネ菌周囲の正常組織も破壊されます。

一方表皮は炎症性細胞よりずっと上にあるので破壊されません。

破壊されないと、表面から体液が漏れたり細菌が侵入しないので表皮の増殖だけでなく

真皮のコラーゲンの増殖も起きにくいのでしょう。

その結果上記のようにクレーターが生じてしまいます。

生じて2,3年以内のクレーターであればケミカルピーリングで表皮を刺激しつつ

ビタミンCやビタミンAそしてビタミンG群などの

皮脂分泌と炎症を抑えるだけでなく、コラーゲンや表皮細胞の合成を促進する

スキンケアをすればクレーターは治ります。

残念ながらケミカルピーリングだけでは、上皮化反応のパワーが足りずに治らないこともあります。

新しいクレーターはへこんでいる部分が赤くなっています。

これはへこんでいる部位の血流が増加して何とかして皮膚を盛り上げようとするサインです。

このようなクレーターはケミカルピーリング、スキンケアでまず上がります。

上りが悪い場合はビタミンCやヒアルロン酸の注射をすればほぼ100%治癒が期待できます。

上の方は月1回のケミカルピーリングとスキンケアを1年行いクレーターはほぼ消失しました。

顔が細くなっているのはコラーゲン増加に伴うリフトアップのためです。

 

古いクレーターはへこんでいる部位がフラットであったというメモリーがなくなっているためか

ケミカルピーリングでは残念ながら上がらないことがほとんどです。

このような方にフラクショナルレーザーをしても、昔はフラットだったというメモリーが失われているため

上がってこないのです。

少なくともスキンケアが必要です。

青山ヒフ科クリニックでは上がりの悪い方には、コラーゲンの合成を促進するアンチアクネメソセラピー

ヒアルロン酸とビタミンCB群とアミノ酸を注射するスーパーメソセラピーを行います。

スーパーメソセラピーは1か所につき、 0.1ml1500円と高価なものではありません。

場合によってはジェネシスも照射してコラーゲンの合成を促進させます。

それでも上りが認められない場合は高価(40000円)になりますが架橋してしていいる

ヒアルロン酸を併用します。

上の方の古いクレーターは白くなていますが、フラクショナルレーザー2回とスーパーメソセラピーと

スキンケアでへこみは消失しました。

子供の頃の水疱瘡の後でも数回の治療でよくなる方もいます。

33歳の方は17年前のクレーターを治したいと来院されました。

月に1回のフラクショナルレーザー、スーパーメソセラピー、スキンケアを1年継続して

クレーターはほぼ消失しました。

 

治療開始前にポイントでフラクショナルレーザーを照射して反応を見ることもできます。

当院ではパールというフラクショナルレーザーを使用しています。

今まで使用していたピクセルに比してより強い上皮化反応を起こしますいと利点があります。

照射後の赤みは数週間から数か月継続します。

 

フラクショナルレーザーを使用する場合、ダウンタイムが生じます。

ダウンタイムを伴う治療だからこそ、スキンケア、注射などの併用療法を行うことが必要で大切です。