レーザー脱毛の際の剛毛化はなぜ起こるのでしょうか? | 青山ヒフ科クリニック院長Dr.亀山のオフィシャルブログ

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表参道にある青山ヒフ科クリニック 院長 亀山孝一郎のブログです。

レーザー脱毛をすると時に脱毛できずに、毛が太くなることがあります。
これはなぜ起こるのでしょうか?

レーザー脱毛の原理はメラニンに反応するレーザーを用いて熱エネルギーを毛の先端まで伝えるものです。
先端まで熱が伝わり毛乳頭を破壊できれば毛は生えてこれなくなるのです。
下の図はレーザー照射前です。
毛の先端のさきにある下から一部盛り上がった毛穴の一番深い部分が毛乳頭です。



伝える熱エネルギーが毛の先端の毛乳頭を破壊したレーザー照射後です。
毛全体も熱により変性しています。



このように毛を作る毛乳頭がなくなればいいのです。
これは熱が十分に伝わって熱エネルギーにより破壊されたものです。
シミも熱エネルギーでメラニンが熱せられて細胞全体が蒸発してなくなるのです。
 (これを蒸散といいます)

さて蒸散が不十分な場合何が起こるのでしょう?
前回、脱毛レーザーはメラニンや赤に反応するので赤ら顔がまずいと言いました。
実は、僕らの細胞にはミトコンドリアという発電機が数百個から数千古あります。
ミトコンドリアには赤いヘム色素があり、レーザーに反応します。
その結果ミトコンドリアが活性化します。
毛乳頭の細胞が活性化したら、毛は当然太くなります。

皮膚の表面のシミに対して、アレキサンドライトレーザーを冷却装置なしで照射すると
エネルギがあまりにも強く、メラニンを持った細胞質やヘム色素をもったミトコンドリアが
熱を帯びて破裂します。
ですからレーザー照射を受けた細胞が生き残ることはありません。

細胞を破壊するほど熱エネルギーが強ければ、毛の場合なくなります。
毛乳頭の細部を破壊するほど熱は強くなく、赤いヘム色素を持つミトコンドリアが元気になると
剛毛化が起こるのです。 

剛毛化した毛をなくすには、ヤグレーザーを照射して、皮膚の表面を冷やしつつ
強い出力で皮膚の奥深くまで入り込むヤグレーザーを照射すればいいのです。