修験道体験記

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高尾山薬王院の修験道峰中修行会に参加してきました。


修験について調べていると、たまたま近所の高尾山で修験道の体験会があることを知り、締め切り間際で申し込みました。


修験道は密教や道教や陰陽道や神道や古来の山岳信仰も混ざり様々な表情があります。


観光客で賑わう高尾山。
海外の方も沢山、国際色豊かですな。




40代前後を中心に小学生から70代までの男女様々な人達と高尾山を歩きました。
峰中修行は麓の不動院から始まり、男女別れて
男性は蛇滝、女性は琵琶滝で滝行。


滝の行場には、滝の行者がいて厳しく指導してくれました。
台風の影響で例年よりも雨量が多く、滝の勢いもありたっぷりとした水圧。

この日は気温も低く、真水を被るのはめちゃくちゃ寒い訳ですが、塩で身体を清めて真言を気合を入れて唱えて桶にいっぱいの水を被るとさっぱりしました。

蛇滝は近づくと飛沫を上げて轟音が響きかなりの迫力!!
五体投地をして、滝壺に入る。

真言を唱えぐっと足を踏み込んで滝の内部に身体を入れると、凄まじい衝撃と静けさが同時にやってくる感覚。

滝から出た後は身体が内側からポカポカとして
自然界のエネルギーにビリビリ痺れるというか、
命の源をありがたく感じました。



それからあまり観光客の通らない険しい自然道を
登る。

「懺悔懺悔六根清浄」という独特の掛け声を歌い唱えながら登ります。


山伏先達たちの法螺貝も山に響く。




「ザーンギサーンゲ、ろっこんしょうじょう」
(節は軽やかでわらべ唄のように案外楽しい感じです。)

台風の影響で所々、大樹が折れていたり道が崩れていましたが、皆で声を出して登ると時間の感覚を忘れて力が湧いて来ました。




高尾山には仏舎利塔があるのです。
仏陀の骨粒がここに納められておるのですな。

仏舎利塔の前に立つ御本尊は飯綱大権現。
744年に行基により開山された当初は薬師如来が御本尊だったそうですが、南北朝時代の1375年に
俊源大徳が入山し八千枚の護摩供養秘法の後、今のご本尊「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」を奉祀し中興されたとのことです。

飯綱権現は戦国武将の守護神として上杉謙信や武田信玄などの名だたる武将が崇敬していました。


飯綱権現さまはキツネの上に乗っかっております。
不動明王のような炎に包まれ、天狗のボスのような風情。カッコいいぜ!






六梵行という行法(相撲、水断、穀断、千巻経、懺悔)をして宿坊に入り、精進料理を頂いて就寝。



部屋には大天狗の迫力の眼差し!

翌日も早朝から、護摩焚き、掃除、読経。
十界修行についての講習。
下山しながら途中の金毘羅社で「延年」の儀、高尾山録不動院に戻り大きな岩を持ち上げ自分の業の重さを知る「業秤」の行


あっという間の2日間でしたが、お山の中は水や樹々、虫や動物達、キノコや菌類、風や雨、命の源が詰まっていて時間に追われる都会の喧騒を離れ、その中で過ごす時間のありがたさを感じました。


先達達のテキパキとした指導、細やかなご配慮にも感動しました。
ありがとうこざいました。