いつまでも若者の気分でいるのは、自分がお気楽だからなんだろうか。自分がすでに若者では なく、ある程度の年輪を重ねてしまっている、ということは、日常のなかではあまり意識することがない。
なんとなく自分は二十五歳くらいの感覚で止まってしまっているのではないか、というのが実感としてはある。
そのぐらいの年齢までに出会った友人というのも、その出会ったときの年齢のまま固定されていることが多いような気がする。自分の誕生日よりも、友人の誕生日などで年齢を聞く瞬間が、いちばん老いを実感するような瞬間かもしれない。
この人がもうこんなに若くはないのだから、もしかすると、自分ももう若くはないのかも、なんて思うわけだから、自分はまだまだ若い、って思い込んでいるのではあるが……。
何かするたびに「童心にかえって」というような言葉を使うようになったら、いよいよ老いの始まりだろうか。