トレインミュージアムOJ DD51 良書に出会う | 青島文化のくまぶろぐ

トレインミュージアムOJ DD51 良書に出会う

ブログテーマ:鉄道プラモデル
担当:凪(なぎ)の人
更新:土曜日後半(16:00)

こんにちは、凪の人です。

コンセプト紹介が終わり、今週からは開発の話を中心に進めさせていただきます。


開発にあたっていくつかの幸運に出会いました。
本書はそのうちのひとつです。




「DD51型液体式ディーゼル機関車」
宮崎 勝/石谷 与共著,株式会社交友社,昭和39年11月10日発行

この本は当時、産声を上げたてのDD51の解説書です。

目次を見ますとエンジン、液体変速機、制御回路、車体及び台車、ブレーキ装置の解説と運転取り扱いや応急の対処法などが書かれています。

400ページ以上の厚い本。見るからに難解そうです。
しかし読んでみると違います。


冒頭の文に
「本書はこの難解な機関車に対して職員養成、独学者用にも参考となるよう~」
とあります。

この本の良いところは、私のような素人でもわかるよう幅広く解説されているところです。

おそらく高校生くらいの方でも理解できると思います。完全理解しなくても十分楽しめます。





たとえばディーゼルエンジンや液体変速機の項目には原理解説にかなりのページ数を割いております。平たく言えば「ディーゼルエンジンってそもそも何?ガゾリンエンジンとどう違うの?」とか「液体なのにどうやって力を伝えるの?」など基本的な疑問にも答えています。






上記のように図面や写真も多数掲載されており本模型の設計に大変役立ちました。



そしてなんと言っても印象に残るのがその文章。
純国産の喜びや新技術の成功など当時の技術者の熱いパイオニア精神が伝わります。

高度経済成長期の華々しい息吹が感じ取れる解説書です。

ちなみにこの本はその後もDD51がマイナーチェンジする毎に内容が刷新されたものが発刊されてきたようです。著書名や著者が違いますが同じ志を持つ本です。

とても人間の匂いのする本でした。

本模型は当時の設計者の方々の志を忘れぬよう、同じ気持ちで開発して行こうと思います。

※この記事は株式会社交友社様の許可を頂いて掲載しております。


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ここより下は番外編 EF18写真集 3/4です。

ビギナーの方にもわかるような基本的な解説を書いております。
また、私はあくまでも素人なので甚大な間違い等がありましたらご指摘をお願いいたします。



↑PS14型のパンタグラフです。パンタを下降させるのにバネとチェーンを使用しています。そのためのプーリーが見えています。
(ごめんなさい、バネは上昇のサポートのためにに使用していました。降ろすためではございません。下降は自重で行います)

電気機関車は空気圧でパンタを上昇させます。その空気圧はモーターによって作り出します。

非常時等に車体の電力が喪失している時はパンタを上げる事ができません。その場合は長い竿(通称ディスコン棒)にて人力でパンタを押し上げ空気圧が溜まるまで架線に密着させておきます。上の△はその竿を当てる箇所の目安です。
ちなみに交流機関車は直流機関車に比べ高電圧です。竿を近づけただけでも危険なので別の方法で対処します。なので△マークはありません。(どの車両も屋根は危険です。架線に触らなくても感電の可能性大です。絶対に登らないでくださいね)



↑引っ掛け式標識灯(テールライト)のアップです。ランタンの形状に似ていますね。昔の形状の名残でしょうか。




↑先台車を備えると車体が長く美しく見えますね。ちなみに先台車の役割は色々ありますが、カーブを通過するときの補助の役目が大きいです。長い台車をレールに追従させるガイドになるのですね。



↑デッキです。タラップまで一緒に走ってしまいます。デッキの隙間から向こうが見えますね。蒸気のスポーク動輪や台枠(フレーム)の隙間から透けて見えるのがツボというファンの方もいらっしゃいます。軸受けには老舗のベアリングメーカーのロゴが入っております。




↑デッキの上です。手摺の間に等しい高さで左右に立っている棒は標識灯掛けです。
テールランプが球切れや破損した時にはここに予備の標識を掲げます。

以上、凪の人でした。