赤ちゃん 靴下を履かないほうがいい?「足が冷たい」に関する昔と今の育児常識 | Aonote-アオノート-|ダウン症・PVL・超低体重児Aoの成長記録

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👣 赤ちゃん 靴下を履かないほうがいい?「足が冷たい」に関する昔と今の育児常識

赤ちゃん 靴下を履かないほうがいい?「足が冷たい」に関する昔と今の育児常識

こんにちは、Aoパパです👋

先日の小児神経科の受診に妻が行ったときの話です。

同じく受診に来ていた見知らぬおばあさんにこう声をかけられたそう。

「赤ちゃんかわいいわね!ところで、赤ちゃん足出てるけど大丈夫?

妻は適当に相槌を打ってその場は終わったそうですが、内心「またか…」とモヤモヤ。

「おばあさん世代はいまだに足を出しちゃいけないと思ってるんだな…」

そう、育児に関する常識は、時代とともにすごいスピードで変わっていくので、世代間のすれ違いや言い合いは嫁姑あるあるです。

私たちのこと⤵️

受診の話⤵️

 

 

🔹 赤ちゃん 靴下を履かないほうがいい?「足が冷たい」の昔と今

📌 昔の常識は「冷えは万病の元」|なぜ厚着や靴下が必須だったのか

昔(昭和〜平成初期)は、「赤ちゃんを冷やしてはいけない」が鉄則でした。

調べた情報として、その背景を説明します。

 

💡 昔の育児常識「冷やしてはいけない」の背景(調べた情報)

①家の断熱性能が低かった

昔の家は、断熱性能が低く隙間風も多かったため、室内でも非常に寒かったです。

②「風邪をひく=冷えが原因」と考えられていた

「冷えは万病の元」という考え方が強く、室内でも靴下を履かせ、厚着をさせることが愛情の証だったんです。

③エアコンがなかった

現代のように室温を一定に保つことができず、服装で温度調節するしかありませんでした。

 

つまり、おばあちゃん世代が「足を出しちゃダメ」と言うのは、当時の生活環境に基づいた正しい知識だったんです。

📌 今の常識は「足裏で体温調節」|室内で裸足で過ごすメリット

しかし、現代の医学的根拠に基づいた常識は違います。

調べた情報として、まとめます。

 

💡 赤ちゃんが室内で裸足の方がいい理由(調べた情報)

①足の裏から熱を放出して体温調節をしている

赤ちゃんは大人より体温が高く、手のひらと足の裏から熱を放出して体温調節をしています。
靴下を履かせると熱がこもり、うつ熱やSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクにもなり得ます。

②感覚刺激が入りやすく、脳の発達に良い

足裏への刺激は、手や唇に次いで脳の体感感覚野の刺激を受け取る領域の面積が大きく、脳の活性化に大変役立つそうです。

③足の筋肉や骨格の発達に良い

裸足で過ごすことで、足の指を自由に動かせ、足全体で床をつかむことができます。
足の力が弱いと、転びやすくなったり、偏平足になったりします。

④滑らない

靴下をはいていると、ハイハイ・つかまり立ち・歩くときに足元が滑ります。

※出典:医師監修記事、小児科医情報より

⚠️ 赤ちゃんの手足が冷たい理由
赤ちゃんの手足が冷たいのは、体温調節のために手足の毛細血管を収縮させて、身体の中心に温かい血液を集めているからです。

判断基準:手足だけで判断せず、お腹や背中を触って温かければ問題なし
むしろ、汗をかいて、そのせいで手や足が冷えて冷たくなっている場合もあります。

※出典:医師監修記事、小児科医情報より

🔹 昔と今の育児の違い|時代とともに変化した「育児の常識」3選

📌 【果汁・白湯】風呂上がりの水分補給は必要?母子手帳から消えた指導

調べた情報として、昔と今で大きく変わった育児常識を紹介します。

🍊 果汁・白湯の常識の変化

昔の常識:「風呂上がりは白湯か果汁!ビタミン補給に生後2〜3ヶ月から果汁を飲ませる」

今の常識:「離乳食開始前は母乳・ミルクだけでOK。果汁は糖分の摂りすぎになるので推奨されない

※平成19年に母子手帳から「果汁」の項目が削除されました

📌 【抱き癖】抱っこしすぎるとワガママになる?今は「サイレントベビー」の懸念

🤱 抱き癖の常識の変化

昔の常識:「抱き癖がつくから泣いてもすぐ抱っこしない」

今の常識:「たくさん抱っこして愛着形成(アタッチメント)を育むのが重要。放置しすぎるとサイレントベビーになる」

※サイレントベビー:泣いても抱っこされない経験を繰り返すことで、泣かなくなり、表情が乏しくなった赤ちゃん

📌 【日光浴】赤ちゃんは黒い方が元気?紫外線対策の変化

☀️ 日光浴の常識の変化

昔の常識:「母子手帳に『日光浴』の項目があった。赤ちゃんは日焼けさせた方が元気」

今の常識:「『外気浴』に変更。紫外線ダメージを避けるため、直射日光は避けるのが常識

※平成10年に母子手帳の記載が「日光浴」から「外気浴」に変更されました

🔹 「足が出てる」と言われたら?世代間ギャップを穏やかにやり過ごす会話術

📌 否定せずに「そうですね」と受け流す|知識で戦わず笑顔でスルー

相手(おばあさん世代)は悪気があるわけではなく、経験に基づいた「親切心」で言っていることが多いです。

「今は違うんです!」と真っ向から否定すると角が立ちます。

💡 穏やかにやり過ごす会話テクニック

模範解答①:赤ちゃんのせいにする

「ありがとうございます〜。でもこの子、暑がりで靴下履かせるとすぐ脱いじゃうんですよ〜(笑)」

模範解答②:医師のせいにする

「ありがとうございます。お医者さんに室内では裸足でって言われてて〜」

模範解答③:現代の常識を軽く伝える

「そうなんですよね〜。でも最近は足の裏で体温調節するから裸足がいいって言われてるみたいで〜」

※第三者(医師や赤ちゃん本人)のせいにして、笑顔でかわすのがコツ!

💙 幸い、我が家の場合

幸い、夫側祖父母はまったくそういうこと言ってこないし、妻側祖父母とはなんとなく妻と心の距離があるので言われる機会もなく。

でも、見知らぬおばあさんに言われることはあるので、穏やかにやり過ごす術は身につけておきたいですね。

💙 10年後は今の常識も非常識?「ナウいじいちゃん」を目指して

今私たちが信じている「裸足がいい」という常識も、Aoが大人になる頃には変わっているかもしれません。

育児の常識はアップデートされ続けるもの

自分が祖父になった時、自分の経験を押し付けず、ママ(お嫁さんや娘)の意見を尊重し、最新情報をキャッチできる「ナウいじいちゃん」になりたいと思ったエピソードでした。

みなさんは、同じようなモヤモヤエピソードはありますか?

ぜひコメントで教えてください✨

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙏

 

同じように祖父母世代や見知らぬ年配の方から、育児方法について口を出されてモヤモヤしているパパママ、昔と今の育児常識の違いを知りたい方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

 

※この記事は調べた情報と個人の体験に基づくものです。赤ちゃんの服装や靴下の着用については、季節や室温、赤ちゃんの状態に合わせて判断してください。心配な場合は、小児科医にご相談ください。