【授乳に1時間】ダウン症の息子の「飲みづらさ」は口呼吸が原因?家庭でできるケアと対策
こんにちは、Aoパパです。
432gで生まれ、7ヶ月のNICU生活を経てお家に帰ってきた息子、Ao。
ダウン症の特性である筋力の弱さに加え、長期間の酸素吸入による「慢性肺疾患」の影響で、呼吸をしながらミルクを飲むのがとても苦手です。
授乳は毎回が一大事。
途中で何度も休みながら、1時間近くかかることも珍しくありません。
そんな悩みを抱える中、インスタグラムでハッとする投稿に出会いました。
私たちのこと⤵️
慢性肺疾患こと⤵️
ダウン症のこと⤵️
「いただきます」から「ごちそうさま」まで1時間…我が家の授乳事情
慢性肺疾患と低緊張のダブルパンチ
超低出生体重児として生まれたAoは、7ヶ月間ずっと酸素吸入を受けていました。
長期間にわたり酸素吸入を受けた赤ちゃんは、「慢性肺疾患」という状態になることがあります。
慢性肺疾患とは、未熟な肺が人工呼吸器や高濃度酸素による刺激を受け続けることで、肺の組織に炎症が起こり、肺が硬くなって柔軟性を失ってしまう状態です。
その結果、呼吸が苦しくなり、酸素の取り込みが不十分になってしまいます。
Aoももれなくそれに当てはまり、今でも自宅で在宅酸素療法を続けています。
はずれるまで1年くらいが目安と言われています。
ダウン症特有の筋力の弱さ
さらに、そもそもダウン症だから筋力が弱く、哺乳する力が弱いのです。
飲み込む力も弱いからむせやすいし、状況次第では授乳に1時間かかることもあります。
さすがに長いから、気分転換に授乳しながらスマホでYouTubeとか見てると「お前、俺を見ていないな」と睨みをきかせてきたり、それでも見続けると飲むのをやめてじっと見てきたり。
最終的には「プイ」って口を離して哺乳ボイコットすることもあって、大変だけど可愛いです。
「飲みづらさ」の正体?ダウン症児と「口呼吸」の深い関係
インスタで見つけた衝撃の投稿
授乳時間の悩みを抱えているとき、「ダウン症児の口呼吸の悩み」という投稿をインスタで見つけました。
その内容を読んで、Aoの授乳中の様子を思い返し、「これだ!」と直感しました。
人間の呼吸は基本的に鼻呼吸です。
しかし、ダウン症の子は体の特徴や病気の影響で口呼吸になりやすい傾向があるそうです。
そして、この口呼吸こそが、様々なデメリットや「生きづらさ」に繋がっているということを知りました。
なぜダメなの?知っておきたい「口呼吸」5つのデメリット
口呼吸がもたらす影響
口呼吸には、実は多くのデメリットがあります。
投稿に書かれていた主なものを5つご紹介します。
口呼吸の5つのデメリット
- 感染症にかかりやすい
鼻は空気中のばい菌やウイルスをフィルタリングして肺に送りますが、口呼吸だと直接体内に侵入しやすくなります。 - 一回に取り込める酸素量が減る
酸素量が少ないと集中力や代謝が落ちます。深呼吸で「鼻から吸って!」とよく言うのも、鼻からの方がたくさんの空気を取り込めるからです。 - 歯並びや睡眠の質が悪化する
口周りの筋肉が正しく使われず、歯並びの乱れや、いびき・無呼吸の原因になります。 - 口が開きっぱなしになる
「お口ぽかーん」が定着してしまいます。 - 食事が食べづらくなる
口を閉じて咀嚼したり、飲み込んだりする機能が育ちにくくなります。
なぜ口呼吸になるの?ダウン症児に見られる4つの原因
複数の要因が絡み合う
では、なぜダウン症の子は口呼吸になりやすいのでしょうか。
主な原因として、以下の4つが挙げられていました。
原因①:低緊張(ていきんちょう)
ダウン症の特徴である低緊張により、口周りの筋肉の力が弱く、口を閉じておく「口輪筋」の力が不十分です。
そのため、自然と口が開いてしまいます。
原因②:口周りの構造
上顎が通常より山なりに高くなっている「高口蓋(こうこうがい)」という特徴があります。
通常、何もしていないときは舌が上顎にくっついた状態ですが、高口蓋だと舌が上顎に届かず、口が開きやすくなります。
原因③:アデノイド肥大
鼻の奥にあるアデノイド(咽頭扁桃)が肥大しやすく、鼻からの空気の通り道が狭くなっています。アデノイド肥大は鼻炎や免疫反応、遺伝、感染症を繰り返すことによって引き起こされます。
原因④:呼吸器系の合併症
心疾患、呼吸器疾患、代謝異常、血液など多岐にわたる合併症があります。特に呼吸に関わる気道周りの咽頭軟化症や気管、気管支軟化症で呼吸がしづらいことがあります。
私たちにできること。家庭で始める「お口ぽかーん」予防
日々の関わりが大切
多くの原因が絡み合う口呼吸。
すぐに改善するものではありません。
しかし、投稿の最後には、「日々の生活での家族の関わりが大切」という、希望の持てるメッセージが書かれていました。
家庭でできるケア
- お口のマッサージ
口周りの筋肉を優しく刺激してあげましょう - 発声を促す
「あー」「うー」など、声を出す遊びをたくさんしましょう - おもちゃで遊ぶ
ラッパやシャボン玉など、口を使うおもちゃを取り入れましょう - 離乳食の食べ方に注意する
しっかり口を閉じて「もぐもぐ」「ごっくん」するのをサポートしましょう
口輪筋を鍛える重要性
特に関係するのが「口輪筋」です。
口輪筋は口の周りをぐるりと囲む筋肉で、口を閉じたり、すぼめたりする働きをします。
この筋肉を日々の遊びや食事で刺激していくことが、将来の「お口ぽかーん」予防につながります。
口が開きっぱなしだとダウン症感が増して気になる方も多いかと思います。
そして、すぐに良くなるものではありません。
でも、日々の生活で気をつければ、将来のお口ぽかーんを予防できるのです。
まとめ:息子の「サイン」を見逃さないために
授乳時間の長さの意味
授乳に1時間かかるのは、ただの「飲むのが遅い子」ではなく、息子が「息が苦しいよ」「飲むのが大変だよ」と伝えてくれていたサインだったのかもしれません。
今回得た知識は、すぐにAoの呼吸を楽にできる魔法ではありませんが、親として「なぜ大変なのか」を理解できたことは、大きな一歩でした。
同じ悩みを抱える家族へ
慢性肺疾患、低緊張、口呼吸。
これらの要因が複雑に絡み合って、Aoの授乳を困難にしているのだと分かりました。
でも、理解できたからこそ、家庭でできるケアを少しずつ取り入れていくことができます。
同じように赤ちゃんの授乳や呼吸で悩むパパママと、この情報を共有し、一緒に日々のケアを頑張っていけたら嬉しいです。
焦らず、一歩ずつ
口呼吸の改善は一朝一夕にはいきません。
でも、毎日の小さな積み重ねが、子どもの将来の生活の質を大きく変えることがあります。
お口のマッサージ、発声遊び、口を使うおもちゃ。
できることから少しずつ、焦らず取り組んでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※この記事は個人の体験と調査に基づいています。お子さんの呼吸や授乳について心配なことがある場合は、必ず主治医にご相談ください。


