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今から遡ること3ヶ月前。

夜25時、神戸の飲み屋にて。


私「ああ、神戸って、震災ボランティア以来だー。何もしらない。どこもしらない。」


マッキー 「神戸って何が有名かなあ。六甲山?そういえば、六甲山って縦走 できるんだよ。11月に、神戸市がイベント開くの。私は無理だけど」


私「それいいね!やろう」


と、酔っぱらいの、どうでもいい流れで始まったこの企画は、「そんな、56キロなんて歩けない」というマッキーを、毎週末、裏山へ、自主トレーニングに向かわせていた。



で、3ヶ月後の先週末、神戸から大阪から東京から集まった、合計9人(+応援サポーター3人)で、須磨から宝塚まで、朝5時から夜7時まで、てくてくてくてく、とことこととこ、歩いてきた



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途中、一緒に歩いていたジンちゃんやタケちゃんやマリオが、「地元ローカル」の強みで、「あれが明石大橋で~」「ここが日本一古いゴルフ場で~」「神戸空港と関空の近さと問題点は~」と、見える景色をネタに、溢れる知識を惜しげなく披露してくれたので、今や、神戸ツウの私だ。


ポートアイランドや異人館や美味しいケーキ屋さんは知らないけれど、海と街と山が近い神戸の距離感も、夜景のきれいな場所も、芦屋と西宮のどっちが西側にあるのかも、淡路島がタマネギでできていることも、宝塚の高級住宅街も、きっと美味しいジンギスカン屋の漂う香りも、知っている。街から10分で山に入れて、その山には無尽蔵のトレイルがあるこの街、おそるべし、だ。


「地元の人と一緒に歩く」っていうのは、その街を知って、そして好きになる、意外によい手段なのだなあ。来年は、東京から、もっと沢山の友達を連れて行こう。


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「神戸にアルプスがあるって知ってた?」が、合い言葉です。声をかけられた方、ぜひ一緒に行きましょう。神戸っ子と友達になりましょう。



「えー、そんな距離歩けない」と思った方。

大丈夫。マッキーが歩けたので大丈夫。準備の仕方は、彼女が教えてくれます。


「えー、なんでそんなに歩くのが楽しいの?」って、そこから疑問に思う人は、まずはこの本読んでみるといいです。きっと、歩きたくなります。


恩田 陸
夜のピクニック (新潮文庫)


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私はもう今年で満足 ですが、来年5月に100キロ歩きたい方へ。2008年、日程発表です。


OXFAM TRAILWALKER