「東京ステーションギャラリー・隈研吾 くまのもの展」 には、大勢の方々が 「隈研吾ワールド」 を見に来て

   います・・・超満員なんです!

 

   「三階展示会場」 で 「竹・竹ひご・木・紙」 の素材作品を拝見した後に、「二階会場」 に階段移動して 「土・

   石・金属」 を見てから、更に 「樹脂・硝子・膜・繊維」 等の素材・・・「ささやく物質・かたる物質」 へと進んで

   行きます。

 

   渋谷駅街区 開発計画

   「カーテンウォール・アルミマリオン(縦枠材)」 のデプス(奥行き) を操作して、従来の高層ビルには無かっ

   た有機的表情を与えよう と試みたそうです。

   「アルミ押出し材」 で、三種類のデプス(250mm・400mm・550mm) のフィンを作り、低層部分外壁面

   全体をうねるような曲面として、カーテンウォール自身がガラス面だけではなく 三次元的なデプスと流れを

   感じられるように「三種類の寸法部材」 を配置したと云います。

 

 

   無錫万科

   「中国・太湖」 に産する 「オーガニック形状・太湖石」 を想起させる 「ポーラス(多孔質)」 な 「キャストアルミ

   ユニット」 をデザイン。

   「キャスト形状」は、面を重ねた 「等高線図」 からヒントを得たと云う 48mm・ステンレスパイプを 「縦糸」 に

   アルミキャストを 「横糸」 として編んだ外壁としています。

 

 

 

   浮庵 Floating Tea House

   「茶室」を 現実の世界とは隔絶した一種の 「VR(ヴァーチャルリアリティ装置)」 ととらえ、「ヘリウムガス」

   を充填した巨大風船を浮かべ、それに 「スーパーオーガンザ(1㎡:11g)」 と云う 軽い 「天女の羽衣」 を

   被せて、風に漂う 究極の 「仮設建築・茶室」 としたとの事です。

 

 

   Water Branch House

   工事現場・仮設バリケードに使用される 「水注入タイプの ポリタンク」 からヒントを得て、「レゴブロック型・

   ポリタンク」 からスタートてし、「水を入れたユニット」 を 「ブランチ(枝)」 のように繋ぎ合わせて 「光による

   効果」 と 「壁・床・屋根の中に、温水・冷水を流す」 ことで 建物自体を 「環境装置」 としても機能させる。

 

 

 

   北京の茶室

   「Water Branch House」 のポリタンクを発展させた 「フレーム+パネル構造」 (四種類の 「回転成型方法」

   で製造した 「ポリタンク」 を、フレームを中心に 「ポリカーボネート製の中空パネル」 に嵌め込む) により、

   北京の厳しい気候に耐える 断熱性の高い外壁構造を開発して恒久建築としたとの事です。

 

  

   織部の茶室

   歪んだ半円形にカットされた 厚さ5mmの 「プラスチック段ボール」 を、65mmのスペースを介して平行

   に並べ、結束バンドを用いて 板と板を固定して 「可動式の半透明な茶室」 に (「ポリカーボネート板」 を

   素材としても良いようです)・・・・・歪んだ茶碗で知られる 「古田織部」 に敬意を表して命名したとか。

 

  

   てっちゃん

   廃材となった 「LANケーブル」 (通称:もじゃもじゃ) を再利用して 「家具・照明器具・壁・天井」 を柔らかく

   表現し、また同様に廃棄された 「アクリル」 を融かして生成した 「アクリル団子」 の、その気泡による豊か

   な表情も生かしたと云います・・・「吉祥寺ハモニカ横町の小さな焼き鳥屋・てっちゃん」 から命名したとか。

 

 

   泡でつつむ

   工事現場で使用される 「ポリプロビレン養生ネット」 を空中から吊り下げ、それに 「現場発泡ウレタン」 を

   吹付けて 「ドーム」 を成型するようです。

 

 

   マルセイユ現代美術センター

   「エナメル処理を施したガラス」 で 「中間膜・EVA SAFEシート」 を挟むように貼り合わせて、障子のような

   「半透明(トランスルーセント)」 の効果を持つ 「外壁ユニット」 を開発し、そのユニットを 「フレキシブルな

   ヒンジ」 によって自由な角度で外壁に取り付け 「南仏の強い陽射し、内・外部からの視線」 をコントロール

   する 「サスティナブル・ランダム」 なファサードに。

 

 

   Yakisugi Collection

   世界の硝子産業の中心の一つである 「チェコガラスファクトリー」 とのコラボレートで出来た 「三次元な

   テクスチャー」 をつけた 「ガラスのプロダクト」 で、「焼杉」 を 「メス型」 にして、そこから 直接 「ガラスに

   パターンを転写する方法」 を開発して 「手造り・一品生産」 に挑戦したとの事です。

 

 

   Tea Haus

   使用する時のみに 空気を入れて膨らませる 「インスタントな茶室」 として、何回膨らませても劣化しない

   「テトラ」 と云う新素材 (「PTFE(ポリテトラフルオロレチレン)」 を材料に) を用い、中間に空気を入れて

   膨らませる 「二重膜構造」 で、その二重膜が 600mmグリッドに配置されたポリエステル製の紐で緊結

   される事によって、「グリッド」 が 膜の表面にキルティングのような表情をあたえています・・・「躙り口」 は、

   防水ジッパーで作られているようです。

 

 

   エアーブリック

   透明な膜材 「熱可塑性フッソ樹脂・ETFE(テトラフルオロエチレン)」 を使用し 「空気枕」 のようなユニット

   型建築システムを開発したと云います。

   加工が難しいと云われる 「ETFE」の立体裁断と熱溶着に挑戦して、チューブを通じて エアコンプレッサー

   で空気を出し入れし 膨脹・収縮が自由に行える 「小ユニットの接合構造」 を実現させたとの事です。

 

 

   カサ・アンブレラ

   「傘」 を15個の 「ウォータプルーフ(防水) ジッパー」 で縫い合わせる事で、傘を持ち寄り自由に組立て・

   解体できる 究極の 「ノマド型シェルター」 を創造したそうです。

   傘の材料は 安価な 「ポリエステル製防水シート・タイベックス」 を使い、「三角形のピース」 を付け足す事

   により 「開閉通風可能な窓」 の機能も付加したと云います。

 

 

   小松精練ファブリックラボラトリー

   鉄の七倍の 「引っ張り強度」 を持ち、熱による伸縮が無く 後々締め直す必要がないと云う 建築素材として

   大きな可能性を秘めた 「カーボンファイバー」 を用いて 「既存コンクリートオフィス」 に 「耐震補強」 を施す。

   「硬い棒状の線材」 としての認識を 北陸に伝わる 「糸を撚る技術」 の応用で、素材が本来備えていた繊維

   としての柔軟性を取り戻したとの事です。

 

 

 

 

   新品川駅

 

 

 

 

 

 

 

   この後は 「JR東京駅北口」 を拝見いたします!