「東京駅北口・東京ステーションギャラリー」で開催されている「隈研吾・くものもの展」に伺い「ささやく物質・

   かたる物質・・・・さまざまな素材」を拝見しております。

 

   安養寺木造阿弥陀仏坐像収蔵施設

   「朝鮮の職人」によって日本に伝えられたと云われる「日干しレンガブロック・・・・アドベ」の技術を、現代に

   再生させた。 (「アドベ」は、中近東から中国へと至る「ユーラシア大陸」では最も日常的な建築技術とか)

   「山口県下関」の「豊浦土」と云う粒の大きさが揃ろった上質の土で出来た保熱性能の高い「アドベ」を使う

   事で、「12世紀の木彫仏・重要文化財」を収蔵する施設としては例外的に自然換気が採用できたそうです。

   

 

 

 

 

   石の美術館

   「米貯蔵・石蔵」の増改築で、既存建築と同じく凝灰岩の一種である「芦野石」を用いて、軽やかで透明感の

   ある「石の建築」を行う事に。

   40×120mmの棒状石を用いた「石・横ルーバー」を、また光を透かす厚さ6mmの「白大理石」を1/3程度

   組合せて「透明な組積造」を実現したと云います。

 

 

 

   ちょっ蔵広場

   「フランク・ロイド・ライト」が「帝国ホテル」でも使用した多孔質な「軽石凝灰岩・大谷石」と、6mm厚の鉄板を

   ダイアゴナルに編むように組合せて「混構造のスクリーン」を作ったのだとか。

 

 

   ロータスハウス

   200×600mm・厚さ:30mmの「トラバーチン」のパネルを、ステンレス製のフラットバー8×16mmにダボで

   固定して透明感と質感を両立させた石のスクリーンを作り、また石パネルをチェッカー状に配してより一層の

   透明感を得ています。

 

 

   ストーンカード キャッスル

   「ミケランジェロ」が好んで用いた「フィレンツェ・グレー砂岩 ピエトラ・セレーナ」を、10mm厚の薄板とし

   「トランプカード」で作る「カードキャッスル構造」をモデルとした。

   

 

   ポリゴニウム

   「ストーンカードキャッスル」で追求した、三角形を単位とする立体格子を「アルミサンドイッチパネル(厚み

   10mm)」に応用しています。

   「ジョイント部分」はボルトやビスを用いずにピンを打込むだけでパネル同士が接合され、短時間での分解・

   増設を可能にしています。

 

 

   ヴィクトリア&アルバート・ミュージアムダンデイ

   英国・スコットランド北部ダンデイ市を流れる「テイ川」の河口に水面に張り出すように建つ「ミュージアム」

   「プレキャストコンクリート」を隙間を開けて取り付けて「陰影のあるファサード」を作っています。

 

 

 

 

 

   北京 前門

   「胡同(路地)と四合院(中庭型住宅)」から構成された古い北京の街並みが残る「前門」(「天安門」南側

   地区)」で、「塼(せん)・黒い煉瓦」で閉じ込めた「四合院」の壁の一部を「アルミ押出ユニットを組合せた

   スクリーン」に置き換えて、古い建物を保存しながら「アートとデザインの街」に再生するプロジェクト。