後期開講「線形代数」の初対面講義が、今日行われた。

実は、担当される森直文准教授のこのクラス、ご自身の体調不良と中国数学学会出張とで、10月早々から2週間続けて休講となっていた。

僕を含めた学生らの不思議な期待感は、いやが上にも高まっていた。そして、今日の初授業。


☝️いきなりマイワールド炸裂の森直文准教授🧑‍🏫


演じてるのか、素なのか分からないたわけ者ぶりアクセルをいきなり初っ端から吹かす。しかも全開バリバリ。

「中国行ってパンダ🐼見てきたら、可愛い過ぎて、このぬいぐるみ🧸買っちゃった💕
この娘を僕の腕に巻いて、これから毎日授業します😊
だって、ホントに可愛んダモン💕💕💕」

ヤラレタ、と思った。噂に違わぬ、たわけた出だしだ。

冒頭から、「これ、好きなんで💕」と来るとは。

とっつきにくい「線形代数」(行列とベクトル)を、ネアカのヲタクっぽいキャラでグイグイ学生を引っ張るそのパワーは、海洋大生の間でも評判である。

4月に、とある顔見知りの上級学生から、森先生のその噂を聞いていた。

「森ってヒト、かなり変わってますんで………」



なるほど、変わってらぁ。

以下、先生の簡単なプロフィール。

森 直文 准教授(年齢不詳、妻子あり)

所属: 学術研究院 海洋環境科学部門

専門分野: 数理解析学、非線形偏微分方程式など。

出身:九州大学大学院(理学博士)

好きなもの:ウサギ🐰とパンダ🐼とケーキ🍰

ご贔屓:プロ野球・西武ライオンズ🦁

お住い:池袋付近?もしくは西武池袋線沿線?



でも、、つかみはVery Good👍️

物事最初が全てなんだ。自分の素をさらけ出し、抵抗が無いことを確認して、マイ・ワールドへグイグイ引き込む。最初は引き気味だった学生が、開始30分もすると完全にキモチを鷲掴みされてしまった空気が教室を覆う。100人近くいる、森准教授の線形代数を選択した各学科の学生男女らは、先生のハッスルオーラと波動に完全に飲み込まれてしまった。


「もうすぐハロウィン🎃。キミたち、ここが正念場ですよ。今週末の海鷹祭と併せて、ここでパートナー💕見つけられなければ、あと一年丸々寂しい想いをすることになるよ😁」


「渋谷のハロウィン🎃は絶対ダメ。アソコはキチガイしか来ないです。池袋に来なさい。もしそこで僕がウサギ🐰の被り物して歩いているのを見つけても、絶対“森先生〜!”と声をかけないで!そんなことしたら、殺します🔪💢」


「西武ライオンズ🦁が勝つと、テストも問題を手加減します。逆だと、大変なことになります。今から言っときます。全て、僕のキモチ次第ですから。」


…………トホホ、なたわけ者丸出し😢😢😢。

でも、良いんだな、このキャラ。

僕、こう言うキャラクター大好きなんだ💕

こう言う、自分の素を出す人って、実は間違った非行行為は絶対しないんだ。内面がうまくバランス取れてて、とても健康だったりする。そして、切れ者の天才肌が多い。

僕のこれまでの人生経験で、森先生みたいなヒトをたくさん見てきた。恐るべし天才肌、ってヒトばかりだった。

なので、森先生も間違いない。





森直文准教授が、数理モデルという一見堅苦しい専門分野の講義に、動物やオタク文化といった身近な話題を差し込むスタイルは、いくつかの点で非常に効果的でユニークだと言える。

森先生の専門は「非線形偏微分方程式」という、一般の学生には非常に難解な分野である。しかし、動物の群れの動きや、アニメキャラクターの動きといった、学生が普段から慣れ親しんでいる題材を例に出すことで、抽象的な数理モデルが現実世界とどのように結びついているのかを直感的に理解させることができる。僕らはまだその洗礼を浴びてないが、先輩らによれば、そうなんだそうだ。

これにより、学生は「なぜこんな難しい方程式を学ぶ必要があるのか」という疑問を解消し、学習意欲を高めることができる。

また、オタク文化や動物の話題をユーモアを交えて話すことで、講義室の雰囲気が和み、学生の緊張がほぐれる。

学生は先生に質問しやすくなったり、講義内容に積極的に関わろうという気持ちになる。腕にパンダのぬいぐるみ🧸を引っ掛けての講義なんて、意表を突くことこの上ない。

しかし、それもこれも、天才肌森先生のすべて策略だと思う。むろん、僕はそれをネガティブには受け取らない。逆だ。とっても、好きだ。





先生に僕のamebloのことをお伝えした。

早速先生の記事を投稿しますかよろしいですか?、と訊いてみた。


「イケメンにカッコよく載せてくれることを条件に、許す🐰」


と、快諾。シメた。

先生が大いに喜んでくれそうな記事をこれからドンドン投稿していこう。

今後の森准教授の講義から目を離せない。