夫婦関係が冷め切っている時に不貞をする夫はヤバい! | 東京 弁護士 で 労働問題 労務問題 契約書チェック の専門弁護士のブログ

ばれないと思っているのは

自分だけ

 

 

 

これまでバレていないと思っていたけど

実はバレていたという経験をしたこと

ありませんか?

 

 

 

つまみ食い

 

学校の校則を破ってこっそり髪を染める

 

男性が女性の胸元をこっそり見る

 

これらはバレていますが

あえて注意されていなかっただけ

ということが多いと思います

 

 

 

バレていたと思うと

恥ずかしいな~

なんて思いませんか?

 

 

 

上記のことはバレても

そこまで大きな問題にはならないと思います

 

 

 

しかしものによっては

高額なお金が動く事態に

なる可能性もあります

 

 

 

以前こんな相談を受けたことがあります

 

 

 

それは不貞による慰謝料請求をされている

男性からの相談でした

 

 

 

結婚して10年程度

夫婦関係は完全に冷め切っています

夫婦間で会話もほとんどなく

お互い口にはしないだけでいつ離婚しても

おかしくない状態でした

 

 

 

そんな状況であったため

相談者の男性は妻以外の女性に

好意を持つようになっていました

 

 

 

相談者としては

すでに夫婦関係は終わっているし

そろそろ離婚しようと思っていた

 

 

 

そんな状況であるので

わたしが他の女性とお付き合いをしたとしても

妻は怒ることはないし問題ないと思っていたそうです

 

 

 

しかしこれは

最悪です

 

 

 

なぜなのでしょか・・・

 

 

離婚間近の不貞

 

夫婦関係がうまくいっていない場合

お互い離婚を意識します

 

 

 

そして離婚をするなら

相手からもらえるものはもらいたい!

払わなくていいものは払いたくない!

このように思います

 

 

 

そして相手からもらえると言われまず思いつくのが

慰謝料です

 

 

 

その典型が

不貞に対する慰謝料

だと思います

 

 

相談者の妻は夫の不貞に関する

証拠が見つかるのを待っていたのでしょう

 

 

 

離婚の話になったときには

相談者と女性のラインのやり取りや

相談者の携帯に残してあった女性との写真などを

妻が持っていたのです

 

 

 

内容からして相談者が不貞をしていることを

立証するには十分なものでした

 

 

 

 

そのため相談に対する回答としては

離婚が認められ相談者には慰謝料の支払い義務

があるので支払うしかない

ということになります

 

 

 

結局相談者の男性は慰謝料を支払い

離婚をしました

 

 

 

 

 

法律上は夫婦関係が冷めていようと

夫婦は夫婦です

 

 

 

互いに性的純白を保つ義務である

貞操義務を負っています

 

 

 

したがってその義務に反して

離婚をせざるをえなくなったのであれば

慰謝料支払義務が生じます

 

 

 

妻からすればシナリオ通りでしょう

わたしが妻側の弁護士だとしても

このような方法をとると思います

 

 

 

夫婦関係がうまくいっていない・離婚をしそうである

という状況のときこそ

不貞などの慰謝料の発生する行為は

絶対にするべきではありません

 

 

 

当然ですが離婚をするまでは

不貞は違法行為です

 

 

 

逆の立場からすれば配偶者に

不貞の疑いがあるのであれば

泳がせながら少しずつ証拠を集めることが大切です

 

 

 

結婚するのは簡単ですが

離婚をするときは非常に大変です

 

 

 

そのため頭を使いながら

計画的に進めることで

狙いとおりの結果を得ることができます

 

 

今日のような話をすると

ドライすぎる!!

と言われます

 

 

 

しかし離婚は

家族から他人になる制度です

 

 

 

ドライどころか憎悪すら出てきます

 

 

 

離婚をするなら早期に弁護士に相談し

計画的に物事を進めるべきだと

わたしは思います

 

 

 

離婚に関することは

弁護士に相談することを

おすすめします

 

 

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