公立保育園民営化問題について「積極的民営化」という考え方 ③三次市編 | 青色ミカンのブログ

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三次市では、すでに公立保育園が民営化されています。


ここでも、旧市長と新市長の考えが違っていて、「白紙撤回か?」と思いきや、事業者との契約を白紙にもどせず、中途半端な時期に民営化されるという結果となりました。


ちなみに、広島市での民間移管は事業者を選定し、引き継ぎも終わってから、議会にかけられます。

「ちゃんとした事業者が見つかったので、民間に任せます。」

という理由です。


一般人の感覚からすると、民営化を認めてから事業者を探すという順序になりそうなものですが、そうではないんです。

ですから、広島市の場合も、予算をかけて選定・引き継ぎもし、その挙句に

「この民営化は認められない」

と議会で判断された場合には、選定などにかかった費用も、引き継ぎなどにかかる保育士さんの御苦労も、すべてパーになる可能性もあります。


ま、そんなことにならないように、選定&根回しがあるんですけどね┐( ̄ヘ ̄)┌




ところで、三次市の市議会議員さんの一人とお話しする機会があり、ご意見を伺いました。


その方は「民営化した方が、保育の質があがる」と断言されており、民営化の真の目的は三次市の病院の医師や看護師さんたちのためであり、病院の存続がかかっているとおっしゃいました。

将来的には24時間保育を目指しているそうでした。


当時の私は保育園の民営化には否定的でしたが、少なくとも三次市では、ビジョンがあり、そのために民営化を進めたのだと理解しました。


さて広島市の場合はどうでしょう?

三次市のようなビジョンも感じられず、「ま、民間に任せた方が安くつくみたいだし、みんながやってるから、うちもそうしよう」という雰囲気しか感じられないのです。


「厳しい財政状況」でやむを得ず民営化する、というのが理由なら、それはそれで仕方がないでしょう。

「広島市全体の問題なんです!」と保護者に言ってしまえばいいはずです。

「子育てにかかる予算を削るという意味ではありません。」とか言うからややこしい!!


いったいなんのための民間移管なんだ?!ヽ(`Д´)ノ


あたらしい市長と市議会に期待したいと思います。


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