ホイカンアオイ(宝飯寒葵)



"宝飯寒葵"その名前の由来は、自生地・愛知県三河地方の一部地域、宝飯郡(ほいぐん)に因むもので、秋に咲くヒメカンアオイAsarum takaoi var. sanenense())の地方名である。


ちなみに今回ご紹介するカンアオイは、以前にも紹介をさせていただきましたが、極一部地域に自生してる、とても不思議な特徴を持つカンアオイで 、なんと言っても特筆べき特徴は、花の萼筒内部の構造の違いです!!


それは、驚くことに普通は有るはずの縦横の隆起線が欠落しており、更にその上、柱頭が花柱の頂点に付いている個体も見つかっています。



開花期 : 10月半ば〜11

自生地 : 愛知県の極一部地域










額筒内部の縦横隆起線が欠落していることが、最大の特徴である。



 

雌蕊の形態が変化し、本来なら3枚目の写真のように外向きに付くはずの柱頭が頂点についている個体。

※このような個体は極稀であるが、固定して現れる。

























花の内部を観察