東日本で起きた地震・津波の報道がされていますが……しばらく今後も心配ですね。


早春に咲くヒメカンアオイの中でも、葉裏を紅く染める集団が多く見られる地域と愛知県内などを走る活断層の位置が一致することに不思議なものを感じています。



※裏紅ヒメカンアオイは名古屋市内・犬山市などの尾張地域、みよし市・日進市・長久手市・豊田市西部などの西三河地域、可児市などの岐阜県中濃地域、多治見市・土岐市・恵那市などの岐阜県東濃地域より長野県飯田市迄分布しています。



※飯田市のヒメカンアオイは、天竜川の西側に多く見られ、東側にはウスバサイシンが多く見られる。(飯田市分布調査より)


※但し、集団の全てが裏紅というわけではなく、葉裏が普通に緑白色の個体も混在しています。     不思議ですね~


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※以下の図は、愛知県ホームページより引用しました。

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※平成の大合併以前の古い地図の為に町名などの違いはご理解ください。

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※カンアオイ自生地の範囲

サンエンアオイの分布域は愛知県三河・長野県南部・静岡県西部にあり、西側は矢作川を境にし、東側は愛知県東部を流れる豊川を渡り、県境を超えているが天竜川を越えていません。そして唯一イワタカンアオイだけが、サンエンアオイの分布域に進出しています。

※矢作川の源流は、愛知県と長野県の県境に聳える茶臼山の山頂付近にあり、サンエンアオイの分布域との、何らかの関連性を深く感じます。

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