愛知県名古屋市内の住宅地の中の極狭い地域にヒメカンアオイの自生地が数箇所あります。
環境の良い広葉落葉樹が残るような標高50~70mの林に自生地はあり、今後の開発もなさそうです。

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小さ目の花です。

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筒の側面です。
筒は浅く括れもありません。

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葉裏が紅い裏紅の個体です。11月7日の「愛知県近郊のカンアオイについて」でも、説明したように尾張地方には、このような葉裏の紅い裏紅の個体が多くあります。

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花の正面
筒の開口部が少しギザギザしたようになっています。又、開口部は広く、内部がよく見えます。

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よく見ると、筒内面の隆起線が萼片迄伸びているようです。

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雌雄蕊柱の付属突起は長く、開口部より出ています。又、葯と柱頭の位置がすごく近い位置にあります。

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付属突起は先端部分が少し変形しています。

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子房は上位である。

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筒内面の縦隆起線は24本くらいである。横隆起線は乱れています。

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