こっちも大晦日になったので、この1年を振り返ってみる。
こんなに振り返るのが楽しい年は今まで無かったんじゃないかな(笑)
声を大にしてそう言える程この1年は色濃く充実していて、
今では全く新しい土地に身を置いて新しい年を迎えようとしている。
今年の年明けには既に「これが日本での最後の年越しになるんだろうなあ」とは思えていたけれど、
それはもう物凄く漠然とした思いで、
実際、こっちでの生活がどんなものかなんて知る由も勿論無かった。
今はただ、来るところまで来たんだなあって気分に浸っている。
今年は年が明けてから直ぐに幾つか大きな本番があって、
その時はそれに向かって全力疾走していた。
まず1月に「Zepp Tokyo出演」。
ヴァイオリンで参加させて貰ってたバンド、中野ハリセンボンでのライブ。
国内最大級のライブハウスでの演奏は短い時間だったけれど、
優勝出来た事もそうだけれどこの日は本当に素敵な経験で、多分今後一生忘れないだろうな。
そして我がオーケストラ、「ラノッキオ・アンサンブル」の二つの公演。
準備の時は本当に死ぬ気で走り回ったよ。
3/2にやった音楽と美術、そして舞台の融合を目指した今までに無いスタイルの公演、
「音の展覧会」。
そして俺の出国前最後の公演でもあった3/19のフルオケでの公演、
「To Coda」。
特にTo Codaはやっぱり俺の中で特別な思いもあって、
結果的に「これで悔い無く日本出れるぞ」って思える素晴らしい公演になった。
そう、それにこの公演は成人前最後の本番でもあったんだ。どちらにしても悔いは無いね。
これが終わったあと数日間は真っ白い灰になってたけれど(笑)
でもそれだけの経験が出来たからこそ、
受験準備へのモチベーション移行はすんなりと出来たんだ。
3月下旬から5月の出国まで毎日ピアノ練習8時間の日々が始まって、
あっという間に出国の日。5月9日。
まずザルツブルクで2週間の準備、
そしてワイマールの入試の二次試験で落ちて、
チューリッヒの知人宅でひと休み、
からのアルプス登山。
その登山で死ぬ思いして、
今まで抱えてた色々が吹っ切れて、
全く新しい気持ちで再びザルツブルクへ。
そして6月20日。運命的というか奇跡的な合格を果たす。
それからベルリンに飛んで1週間の観光。
そんな50日間の大受験旅行。
こんなに濃い50日は人生初だったかもしれないな(笑)
(この受験旅行は全日の記録をこのブログの前の方に書き記しています。もし興味があれば読んでみてください。)
今考えると50日間毎日ブログ更新って結構大変だったんだな、とも思ったり。
そして日本での夏。
この日々はとにかく物凄い密度で「遊び尽くした」と思う。
沢山の旅行。
沢山の飲み会。
友人や恩師、お世話になった多くの人に会うことが出来た。
ラノッキオの有志でトリフォニーホールで新日フィルの前座フラッシュモブをしたりもした。
そんな風に毎日遊びまくってたから、
下旬になって出国の手続きやらをメチャクチャ焦ってやったのを覚えてる。(笑)
そんな夏の2ヶ月も終わり、9月!
遂にヨーロッパでの生活が始まった。
到着の数日後に両親が持てない荷物を持って来てくれて、少し旅行をしたり。
早速大学の友達と本場ミュンヘンのオクトーバーフェストに行ったり。
大学生活が始まったのはここに来てから一ヶ月経った10月から。
入ったばっかの時は毎日音楽だらけで、
色んな国の友達も沢山出来て、
本当に心から幸せだった。
それからまあ誉め殺しにあったり、
ちょっと悶々としたりと色々あったけれど、
振り返ってみればそんな日々もトータルでは幸せだったんだなあ、
と今はそう思えている。
指揮も勿論だけれど、音楽的に少なからず入学時に比べたら成長を実感出来ている。
本当に心から、ここに来て良かったなあと思えているよ。
大学での日々はあっという間で、
そんなこんなで知らぬ間に冬休みを迎えてた。
クリスマスはドイツのニュルンベルクに行ったり
友達皆でパーティをしてチキンを焼いて食べたりした。
音楽もだけれど、この秋から始めた料理も随分と上達した。
目標にしてたチキンも成功したし、
人に料理を振る舞う楽しさを知ることが出来て大満足。
帰国する際は日本でもパーティ開こうかな、と思ってる。
この一年、沢山の出来事を経て本当に遠くまでやってきた。
ここで今年の初詣で書いた絵馬を。
この一年、確かに誰にも真似できない人生を歩めたと思うよ。
来年もこの調子で突っ走っていくので、皆様これからも宜しくお願い致しまーす!!!
お疲れ様でした!!!