今日は、司法修習の振り返り②(実務修習)について書きますね。
実務修習はオンラインではなく、実際に裁判所、検察庁、弁護士事務所に行くか、自宅修習になると思います。
来年はどうなるのでしょうか、、、正直読めないところですが、おそらくおおよその日程は自宅修習以外になるのではないかと思います。
<各クールの修習が始まる前に読んでおいた方が良い書籍、感想等>
民事裁判修習はこちらの記事を
刑事裁判修習はこちらの記事を
検察修習はこちらの記事を
弁護修習についてはこちらの記事を
弁護修習以外の各実務修習では、起案があります。
各実務修習が始まってから1ヶ月後くらいにありますので、それまでに起案の勉強をしておきましょう。
以下の記事の白表紙を中心に復習しておくと良いと思います。
各クールの修習が始まるとそのクールの勉強しかできないと思っておいた方がよいです。
起案の型、手続関係、要件事実等はしっかりとそのクールで押さえておきましょう。
自分のまとめノートを作っておくと集合修習、二回試験のときに楽だと思います。
実務修習は遊ぼうと思えば遊べますし、勉強しようと思えば勉強できる自由な時間だとは思います。
個人的には勉強しつつ、たまに遊べば良いのではないかと思いますが、遊びたい人は修習専念義務に違反しない程度に遊んで下さい。
<各クールの修習の注意点、姿勢等>
民事裁判、刑事裁判修習は基本的に残業はないと思います。
私は、少し残って裁判官に質問していました。
裁判官に質問できる良い機会ですので、積極的に傍聴し、質問するようにしましょう。
分からないことがあれば、本で調べた上で裁判官に質問するようにしましょう。但し、傍聴の後に裁判官から何か質問があるかと言われた際にはすぐに質問して大丈夫です、むしろしてください。
事務官さんとは挨拶やお礼をするとより仲良くなれると思いますので、社会常識をもって接するようにしてください(司法試験に受かったからといって、事務官さんに失礼な言動をしないようにと導入修習のときに教官がおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。社会人としての意識をもってください。)
検察修習は、残業する人はする、しない人はしないという感じだと思います。
決裁に間に合うようにスケジュール管理をしておきましょう。
ペアになった修習生に迷惑をかけないようにしましょう。
検察庁の個々のルールは事前に確認しましょう。
弁護修習は、残業する人もいるし、しない人もいます。
私はかなり残業していました。各クールの修習の中でおそらく一番長い時間残業したと思います。
弁護士が述べたことは逐一メモを取りましょう。
事務員さんとは仲良くなりましょう。
自分なりの考えをもって相談、接見、公判等に臨みましょう。
<まとめ>
実務修習は積極的に臨めばより多くの経験ができますし、遊ぼうと思えば遊べます。
どちらがよいかは個々人の判断ですが、他人に迷惑をかけることだけはやめましょう。
司法試験に合格したから、偉くなったわけではないことを自覚しましょう。
司法試験に合格して、修習期間に入ってもまだ自分は偉い、優秀と勘違いしたまま修習に臨む人はちらほら見られます。
司法試験に合格してから1、2週間程度はそのような態度になるのもやむを得ないとは思いますが、修習が始まるのは合格発表から3ヶ月ほどは経過している時期ですので少し落ち着きましょう。
マウントをとったり、失礼な態度をとることは絶対にしないようにしましょう。見ていて滑稽ですし、迷惑です。
誰に対しても礼儀正しく、尊敬の念をもって、マナーを守って接するようにして下さい。
社会人としての意識を持ちましょう。
ご飯をごちそうになったらすぐにお礼の連絡を忘れないように。
勉強以外のまとめになってしまいましたが、大事なことなので繰り返し書いておきました。
以上です。参考になれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました
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