気づいたら「500回」目前だった! | 失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

セルフチェックで「あなたのマイホーム図面」を辛口主婦目線に耐える図面に変身させます!
日々家事をこなす主婦であり建築士だから気づく!わかる!間取りのアドバイス。

先日「今までに間取り相談をどのくらいやったの?」と人に聞かれて
そういえば数えたことなかったなぁ…と思い数えてみると
なんとびっくり、もうすぐ500件だった!

 

来月に予約の入っている北海道のOさんが、記念すべき500件目の相談者さん。
Oさーん!Oさんが500人目のお客さまでーす!


500件記念ってことで、それっぽい話でもしてみようかと…
興味ないかもしれないけど汗
間取り相談の生い立ちやらなんやらの話。




 

 

同級生に頼まれたのがキッカケ

 

間取り相談を始めるキッカケとなったのは、同級生宅の間取り相談だった。

高校時代、同じハンドボール部だった「まゆみちゃんの実家建て替え」。

当時まだ20代で「間取り相談」を仕事にするつもりなどなく、単に建築士事務所で働く一建築士だった。


彼女はすでに2児のママだったけど私は独身で実家暮らし。
母の手伝い程度で、家事なんてろくにやったことないレベルだったんだけど… 


ハウスメーカーで何回か間取りを作成してもらっていたが、その間取りでいいのかわからず、誰に相談していいのかもわからず、気軽に聞ける同級生である私に相談に乗って欲しいというモノだった。


それから月日が流れ、私も2児の母となった。
別に相談者を募ってたワケじゃないけど、まゆみちゃんの時と同じように「ちょっと見て欲しい」と声がかかるようになった。
皆、主婦で2児の母でもある私のアドバイスを喜んでくれた。

何人かの同級生やママ友宅の間取り相談をするうちに、建てる業者は決まっていても、希望の間取りが出来ずに困っている人が私の知人だけでもこんなにもいるのだ…と知った。


であるなら他にもお困りの人がいるんじゃないか?と思って始めたのが「間取り相談」である。



 

 

 

初めはメールから

 

間取り相談を始めた当初は、メールのみのやりとりだった。
その後…
メール電話LINEで画像添付
と推移していき、今ではほぼ丸一日、お客さまと一緒に(時には一家総出で)ワイワイと賑やかにやる間取り相談にまでなった。


今では考えられないけど、初めの頃はメールだけでやってたんだよね~汗

お互い時間の拘束がない代わりに、メールだけでは意志疎通が難しい。

提案も都度の意思確認がしづらいため一方的になりがち(←これが凄く嫌だった)
メール文を打つのも大変。

メールじゃなくて電話がいい!というお客さまの訴えをきっかけに電話でのやりとりに変更。

会話のおかげで格段に意思疎通がスムーズにできるようになった。
…が、提案内容を口頭だけで伝えるには限界があり、さらにお客さまの訴えからLINEのやりとりも追加した。

会話とLINEによる画像送付で一気に間取り相談のクオリティが高くなった。

…が、それと並行するように「お悩み内容」がより複雑になってきて、小手先の提案ではなく、もっと根本的な提案をしたいと思うようになった。


 

 

 

事前の「ラフ案」作成

 

根本的な提案には、お客さまの同意が不可欠。

そこで、事前にラフ案を作成し事前確認をしてもらい、提案の方向性が合っているか否かを確認してもらうようにした。

打合せ当日、いきなり方向性を問うような提案をしても、その場ですぐ判断できないことが多いので、事前に送ったラフ提案を元に家族会議を開いてもらい、じっくり話し合ってもらう時間を設けた。

当日は、事前確認後の次のステップからスタートできるようなり、より細かい部分まで掘り下げることができ、さらに好評をいただけるようになった。


打合せ時間も、初めの頃は2~3時間だったけど、最近は7~8時間が当たり前となっている。

8時間しゃべりっぱなしなんだけど、大好きな間取りのことを考えているので正直あっという間で楽しい時間なんだよね。


 

 

 

間取り相談の活用法

 

つい先日、間取り相談を受けられた秋田県在住のK妻さんのケースも、まさにそんな感じだった。

 

 

・高気密高断熱の家でこだわりを持っている

・1つ質問すると10の回答をくれる丁寧さ


Kご夫妻は、これらに惹かれてビルダーを決められた。


ビルダーさんは信頼してるんだけど、間取りだけがなかなか決まらず…
8回以上の提案で都度複数の間取りを提案されるもしっくりこず。
K妻さんは、自分の想いがなかなか上手く伝わらないと思っておられた。

また、こちらが希望したモノを盛り込むと面積が大きくなってしまった。
が、予算を思うと希望はなるべくそのままに小さくできないか?とも思っておられた。


原案より面積をそこそこ小さくしても機能を損なわず、K妻さんのモヤモヤした部分を解消すると思われるラフ案をひとまず一方的に作成し、お送りした。

ラフ案をご覧になったK妻さんのコメント↓



ラフ案だけでもこんなに喜んでいただけて私もアドバイザー冥利に尽きますっ!

その数日後、丸一日かけKご夫妻お揃いでの間取り相談をして、
それをまとめたものを納品した後にくださったときのコメント↓



K夫さん、あの間取りのご自分の部屋の夢をみてくださったのですね~
打合せ中はほぼK妻さん主導でしたけど、書斎は主役でしたものね!


そして…

間取り相談を経て提示した図面を元に、ビルダーさんと打合せをされたのちのコメント↓




K妻さん、あの間取り、ビルダーさんに快く受け入れてもらえたようでよかったです!
私と一緒に作ったあの間取りは、あくまでタタキ案であり、選択肢のひとつ。
今後は、ビルダーさんと、さらにより素敵なものに改善していってくださいませ!

K妻さんの完成報告を楽しみに待ってます!



…というK妻さんは、497番目のお客さまだった。

来週499番目、GW明けのお客さまが500番目と続くワケだけど、特に気負うことなく、今後も毎度毎度、その時の目の前のお客さまの間取りに全力投球していきますっ!



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