「WICは寝室から入る」という思い込みを捨ててみる | 失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

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日々家事をこなす主婦であり建築士だから気づく!わかる!間取りのアドバイス。

WIC=ウォークインクローゼット

夫婦の寝室の中にWICのある間取りが大半だ。
我が家もそのようになっている。

…が、絶対そうでなくてはいけない!と思い込まず
住まい手によっては「寝室ではなく廊下から出入り」でも問題ないと思う話。


・・・・・


間取り相談を受けられたM子さんは、趣味の読書本が大量にあるため書庫が必要。
図書館のような小部屋を希望しており、原案にも「書庫」が計画されていた。


M子さん曰く…
書庫はあるが細かい提案がなく不安だ、と。

*部屋の大きさは妥当か?
*どのくらいの棚がいいのか?
*どのくらいあればいいのか?

このあたりを一緒に考えてほしい、とご希望だった。


 

ふむふむ…。
このままでも大きな問題はないと思うけれど、なんとなく気になる部分少々。


*蔵書の大半がコミックや小説などの奥行き浅い本(11㎝前後かと)。

*書庫内の棚の奥行きは30㎝ほどでやや深め。

*書庫内の通路が広くややもったいない感じもする。

*利用頻度の高い書庫入口が、寝室の奥にある。

*2組のベッド(布団)があり、通れるが通路幅がやや狭い。

*「書庫」「WIC」を入れ替えれば頻度の高い書庫入口が手前に来るが…




 

読書コーナーはいかが?


「書庫内の通路がもったいない」と思ったので、
「書庫」と「寝室」を合体させて、
「読書コーナーのある寝室」はどう?とM子さんに↓こんな提案してみた。



結論から申しますと…↑この案はボツ(笑)


M子さんにくわしく話を伺うと「ボツ」なのはごもっともでして…


*読書は主に1階リビングで。(ちなみに寝室は2階)
*寝室で読むなら、布団でゴロゴロして読む。
*現在推定2,000冊、さらに増える予定。


つまり、本棚不足で、読書コーナーは要らない…のだ。


さらにM子さんとご主人様に日ごろの行動をお尋ねすると…

*日常着替えは1階の収納で管理。
*寝室のWICは、季節外のモノなど頻度が低い。
*家族のモノも入れる可能性アリ。
*主寝室から出入りする必要は特にない。

ということがわかった。

 



 

寝室から入らなくても困らない!


つい、WICは主寝室から出入りしなくちゃ!と考えてしまうが、話をよくよく伺うと特に必要ない、と。

*WICは廊下から出入りでもOK。
*書庫は極力大きく。

さらに話を伺うと…

*ベッドではなく敷き布団を利用
*敷き布団は、毎日押入に仕舞わず(すのこなど利用し)広げておきたい
*寝室窓①の外にある屋根部分をバルコニーにしたい
*窓①経由でバルコニーに家族の布団を干したい


なるほど!
では、Ⅿ子さん↓こんな風はどうでしょう?



*バルコニーへの動線確保
*書庫入口を手前へ
*階段のレイアウトを見直し南東窓を設け、採光、風通しよく


M子さんとご主人様、「これいいね!」と気に入っていただいた。





 

置く本はなに?本棚の奥行きを具体的にイメージ


推定2,000冊の本と伺ってもパッとこのくらい!とは正直イメージできない汗

そこでM子さんに、今お持ちの本、本棚の数や大きさを細かく伺い…


「一番多いコミック本の奥行きは11.3㎝程度…」

「一般雑誌、A4サイズ本は21~22㎝程度…」

「A4ファイルは23㎝~だが、背表紙が少し出ても問題はない…」

「奥行き16㎝(または22㎝)の本棚で十分置けますね、画像で見るとこのくらい…」


参考の本棚画像をいくつか見ていただいた。

 

【参考で紹介した無印良品のオーク材薄型ラック(奥行き2種類)】

 

↑これらを図面に↓書き込んだ。

 

※窓前には、腰高の本棚を置くイメージ


具体的なイメージができず、不安そうだったM子さんも

「奥行き16㎝の本棚が3つ並んで…」

「反対側に22㎝の本棚を2つを置いてもまだゆとりがある!」

とイメージ出来た様子で安心されていた。


置く予定の家具は、極力具体的な大きさを知り、図面に記入することが安心への一番の近道です!


・・・・・


お手元の間取りで、寝室付近のレイアウトがしっくりこない、と思う場合…


例えば…

*夫婦のどちらかが就寝中に着替えることが多い
*着替えの音、照明の明かりで起こしてしまうのを防止
*着替えは別の部屋(リビングや洗面など)でする

このようなケースの時…

WICを無理に寝室から出す必要はないけれど、

「廊下から出入りしたらどうか?」

という視点で検討するのもアリだと思います!




 

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