「ガッカリ知らず」で希望の間取りを作る!予算内に納める作戦 | 失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

セルフチェックで「あなたのマイホーム図面」を辛口主婦目線に耐える図面に変身させます!
日々家事をこなす主婦であり建築士だから気づく!わかる!間取りのアドバイス。

やっとできた理想の間取り。
…が一転、予算オーバーで意気消沈…。

夢がふくらんでいただけにガッカリ感が半端ない。
予算に納めるためにアレコレ諦めるのもつらい。

あなたがマイホームづくりでこんな思いをしないために…

「ひとまず小さくまとめる作戦」はどうでしょう?という話。




一生をかけるマイホームなんだから!
仮暮らしでは叶わなかったあれもこれも実現したい!


…と、間取りを考えるのはとても楽しい!

苦労してやっとできた理想の間取り!
さあ、いよいよ!

って時にやってくるのが「予算オーバー」笑い泣き

それも、数十万レベルじゃなくて、数百万レベルのやつ。

・・・・・


「〇百万オーバーですって?」
「そ、そうなのね…。」
「でも大丈夫。私のヘソクリで何とかするので問題なくってよ。」
「オーッホホホホ…」

という方はいいんですけど。

そんな方はごく少数派。
大半の方は、顔面蒼白、意気消沈、しばらく再起不能になろうかと…汗



 

ひとまず小さくまとめる作戦


やっと完成した理想の間取りが、数百万オーバーで泡と消える…だなんて辛すぎる。
そんな思いを極力しないで済む手はないのか?



「ひとまず床面積を抑えて間取りを作る」という方法を試してみてはどうでしょう。



■我が家の予算では、何坪まで建築可能か?を先に知る。

■その坪数以下で希望の間取りを作る。

■その坪数は、ひとまず「絶対条件」とする。


■もっと大きくしたくなってもグッと我慢する。(←ここ大事!)

■「坪数を絶対条件」として出来た間取りを元にビルダーに見積もりをしてもらう。

■予算にゆとりがあれば、ゆとり枠に応じ「仕様のグレードアップ」や「増床」をする。(←これはワクワク楽しい作業)


この手順を踏むことができれば、文頭に書いたように意気消沈するケースは激減する。




■予算オーバーしたので、予算に合わせて希望だったアレコレを削る作業をする。(←これは相当辛い作業)


「キッチンやお風呂のグレードを我慢する。」ならまだしも…

「気に入った間取りを諦めて小さくする。」という作業は本当に辛いもの。


まずは我慢して小さく抑え、我が家の正確な予算がつかめたのちに、あれこれ手を広げてはどうでしょう。




 

ビルダーの「ある程度正確な」坪単価を調べる


ビルダーに「坪単価いくらですか?」と尋ねても、

「いろんなケースがあるので一概にいくらとは言えませんね」的なことを言われることがある。



だれでも簡単に金額計算ができるような仕組みのビルダーも一部あるが、正直少ない。
 

大半は、間取りや仕様、平屋か総2階か、一部2階か?などで変わるため、
間取りが決まらないと「ある程度正確な見積もり」はできないことが多い。



ある程度間取りが決まってから、
ワクワクしちゃってから、

さんざん夢が広がっちゃってから、
我が家の予算からかけ離れた金額を提示されても困る!ワケで…。


だからこそ…

あなたのビルダーがいつも建てている「一般的な住宅の坪単価」を知ることができれば、
「予算が大きく外れることはない」という考えだ。


・・・・・


「そんなこと、ビルダーがやってくれるんじゃないの?」とお思いですか?

ある程度やってくれるとは思います。

が、自分たちでも根拠を調べる価値はあると思いますよ?


意地悪く考えるなら…

予算オーバーしても、「間取りが気に入っているから追加費用を出すんじゃないか?」
なんて、思ってるかもしれませんよ?



 

尋ねるポイントと計算方法


■あなたのビルダーに尋ねるポイント

*ここ最近に完成した物件の「価格と坪数」数件分を聞く。


*「〇邸がいくらか?」と、その施主名を知る必要はない。
 

*なるべく我が家に似たケースを聞く。(造成工事の有無、道路から家が奥まっているかなど)
 

*我が家が平屋の場合、平屋のケースを聞く。




■補足ポイント(あなたが建築関連の方の場合)

*あなたが建築関連業者の方だった場合でも、特別な計算はしない。
 

*「材料を一部安く仕入れることができる」「自分で一部施工できる」などがあっても組込まない。(←グッと我慢!)
 

*予算に納まることを確認してから、グレードアップなり増床なりをする。




■計算方法

①我が家が建物にかけられる総額を把握する。(借入銀行のお墨付きがあるとより安心)

②依頼予定のビルダーが最近建てた一般的な住宅の価格を数件聞く。(上記ポイント参照)

③聞いた物件の価格を坪数で割り、坪単価を計算する。(2,000万円で30坪なら坪単価66.6万円)

④ ①を③の坪単価で割る…我が家の建築可能な坪数がわかる。

 

 

■ここで出てきた坪数を「ひとまず絶対条件の坪数」として、間取りづくりをする!

 




 

お楽しみは、あとに取っておく!


例えば…

ビルダー坪単価が66.6万円、我が家の予算が2,500万円とした場合、ひとまず37.5坪以下で間取りを作成する!ということです。

(※お楽しみを増やすために、あえて厳しく37坪以下にするのもアリかと)

つまり、絶対条件の第1位は「37.5坪以下」とするのです。

37.5坪では、希望のアレコレが入らない…となっても、ひとまず我慢!

坪数アップは予算を確認してからのお楽しみ。


まずは37.5坪で最大限の希望を盛り込んだ間取りを作成し、
それで一度見積もりを取ってみて…


予算にゆとりがあれば、グレードアップや増床!

予算通りどおりなら、大きく外れなくてよかったと安心!

予算オーバーだとしても、大きくではないはず。微調整で済む可能性大!


・・・・・


一見、遠回りのようで実は近道だ!と私は思っています。

あとからガッカリしないために、「ひとまず小さくまとめる作戦」をよろしければお試しください。


 

 

 

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