吹抜けの天井にシーリングファン(天井扇)をつけようと計画中のあなたへ。
ファンのハネに積もるホコリの掃除方法を事前に考えておくと便利な話。
間取り相談で拝見する間取りで、しばしば「吹抜け」をみかけます。
吹抜けとセットでシーリングファンも記入されていることが多いです。
大空間の快適な空調に、シーリングファンはとても有効だと思います。
が、ファンのハネをどうやって掃除するか?まで考慮されている方は少ないです。
シーリングファンは、天井についているので掃除がちょっと面倒ですし、
吹抜けの天井につけるという事はかなりの高さ(4m以上)となるワケです。
ファンに積もったホコリは「サラッと」「ホワッと」掃除しただけではたぶん取れません。
頻繁にやるのなら取れるかもしれませんが、半年に1回レベルでは簡単に取れない汚れのはずです。
ちなみに半年に1回程度掃除の我が家のハネは↓このくらい汚れてます
【1階からは何となく汚れてる?程度。2階からはしっかりホコリが見える】
一般的な扇風機を思い浮かべると、ハネ掃除が面倒なのが想像できると思います。
・まずはハタキなどでホコリを落とす。
・取りきれないホコリを絞った雑巾で数回拭く。
このくらいやらないと、キレイにはならないと思います
もし雑巾で拭き掃除をしなくてはならないほどの汚れがつく場合「手が届くのか?」という部分が重要になります。
例えば3帖と4.5帖サイズの吹き抜けにシーリングファンを付けた場合、手が届きそうか?を検討してみます。
短辺方向からでしたら、なんとか掃除はできそうかも。(ハネの大きさにもよる)
長辺工法からでは、完全に手が届かないですよね
吹抜けの手すりから身を乗り出しての掃除は危険も伴います。
安全な掃除のために、しっかり手が届く位置までズラすという方法もありますよね。
少しくらい真ん中からズレていてもそんなに気にならないと思いますけど…。
吹抜け中心から少しズレた位置につけると↓こんな感じになります。
およそ3帖の吹き抜けにキャットウォーク(メンテナンス用の通路)があり、
その分シーリングファンは吹き抜けの中心よりも図の上方向にズレています。
3帖の中心に付けた場合、人からハネまでの距離が約43センチ。
少しズラした我が家の場合は、その距離が約30センチ。
およそ13センチ楽に手が届きます。
より安全にハネの掃除ができます。
※気軽にできるんならもっと掃除すれば?ですよね
「真ん中じゃないとヤダ!」というあなたは、こんな装置を併用してみてはどうでしょう?
坂口の間取り相談では、間取りだけでなく「掃除のしやすさ」にも口を出しちゃいます( ´艸`)