佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。

 

 

先日、普段の生活場面で麻痺手を使うことについてしたためました。

 

 

 

 

麻痺手の状態で、生活場面で使う方法は異なると思っています。

 

 

麻痺手が動かない場合については、先日記しました。

 

 

 

 

今回は、肩や指が動き始めたころの生活場面での使う具体例につて記していこうと思います。

 

 

 肩や指が動き始めたころの麻痺手の状態

 

肩や指が動き始めたころは、動かすときに筋肉のこわばりが出て思うように麻痺手が動かせない方と、筋肉のこわばりは少ないけれどもだらっと力が抜けてしまったような感じで麻痺手が動かしにくい方とに大別できると思います。

 


2つの状態に大別できますが、いずれも物を操作したり持ち上げたりするときに、物を落としたり操作が上手くできないことが想定されるので、麻痺手で熱い飲み物が入ったコップをもったり包丁をもったりすることがリスクが高いと考えています。

 

 

そのため、ケガするリスクが少ない生活場面での動きを試していただくことが多いです。

 

 

 肩や指が動き始めたころの生活場面で使う具体例

 


食事のときに手を机に載せる・載せ続ける

 

可能であれば麻痺手のみ食事のときのテーブルに載せてみましょう。

 

 

肩が動くけれどもテーブルの高さまでは挙げられないときは、反対の手で手伝って載せてみましょう。

 

 

その後、反対の手で箸やスプーンを使って食事をするとき、麻痺側の肘に筋肉のこわばりが出てきて肘が曲がってくるかどうか確認しましょう。

 

 

もし、肘が曲がっても曲がる範囲が小さい場合は麻痺手がテーブルから落ちることはありませんが、肘の曲がる角度が大きい場合はテーブルから麻痺手が落ちる場合があるので、自主練習として麻痺手をテーブルの上に載せたときに載せ続けることができるような自主トレを追加してみてよいかと思います。

 

 

飲み物が入っていないプラスチックのコップを移動させる


机などに置いた飲み物が入っていないプラスチックのコップを近くに寄せたり、トレーの上に載せたりしてみましょう。



飲み物が入っていないと限定しているのは、万が一コップが傾いて熱い飲み物などがこぼれて火傷をしないためです。



また、プラスチックと限定しているのは、陶器であれば床に落とした時に割れる可能性があるからです。



まずは飲み物が入っていないプラスチックのコップから試してみましょう。


 

テーブルの上にある茶碗・本・新聞などを押さえる

 

食事のときに茶碗を持ち上げるより前に、ご飯茶碗などを麻痺手で押さえるところから初めていただいています。



また、本や新聞などを読むときに麻痺手でページを押さえることもチャレンジしてもらうことも多いです。


 

シャンプーなどのボトルを押して中身を出す(中身を受け取る)

 

入浴時、シャンプーなどのボトルを麻痺手で押して中身を出したり、反対の手でボトルを押して出てきた中身を麻痺手で受け止めたりしてみましょう。


 

ボディタオルで両足をこする

 

手指を曲げたり伸ばしたりできるようになると、体を洗うときボディタオルを握ることが可能になり始めます。



ボディタオルを使って背中を洗う前に、まずは下の方向に手を動かして洗うことができる両足洗いから始めてもらうことが多いです。


 

入浴後にタオルで両足を拭き上げる

 

入浴後にタオルで両足を拭きあげることも生活場面で行ってもらうことが多いです。



立つ姿勢が安定しない方は、椅子に腰掛けて体を拭くと安全です。



食器を洗うときにシンク内で食器を押さえる

 

食器を洗うときにシンク内で食器を麻痺手で押さえてみましょう。



応用動作として、反対の手でスポンジを使って洗いやすいように、麻痺手で皿を動かしてみるのも良いかと思います。



また、麻痺手でスポンジが握れる方は、麻痺手での茶碗洗いにチャレンジしてみても良いかと思います。

 

 

肩や指が動き始めたときは上記のような生活場面で麻痺手を使うことができるようになり始めると思います。

 

 

細かく見ていくと、おひとりおひとりの動きが多少異なるので、思ったより上手くいかなかったり簡単すぎることがあるかもしれません。

 

 

まずはリスクの少ない内容から徐々に取り組んでいただけたらよいかと思います。

 

 

,゚.:。+゚最後まで読んでいただきありがとうございました,゚.:。+゚