佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
脳卒中後の職場復帰や再就職について、情報が入ってきづらいのが現状ではないでしょうか。
若年発症の方々の就労については、インターネットでパッと調べても、なかなか結果にたどりつきにくいと思います。
そんな思いから、今回は、日本における職場復帰についての報告を掘り下げていきたいと思います。
脳卒中後18ヶ月以内の職場復帰に関すること
労働年齢の入院患者351名の18ヶ月の追跡にて、復職に関する予測因子について報告しています。
復職に関する予測因子
□ 失語症がない
□ 注意障がいがない
□ 歩行能力
この結果より、報告者らは、「脳卒中後の方の職場復帰を支援するために、高次脳機能障がいの影響を減弱し、オーダーメイドのリハビリの重要性を示唆している」と結んでいます。
初発脳卒中後の職場復帰の検討
325名の65歳未満の方の職場復帰のための因子を報告しています。
職場復帰のための有意な因子は以下のようでした。
□ 性別
□ 麻痺手の機能
□ 日常生活の自立度
身体機能の症状が比較的軽い男性で、復職までの期間が短いという結果であったとも報告しています。
報告内容を知って
わたしは、急性期から回復期の時期の方を対象に支援させていただいています。
今回の報告は、発症から約18ヶ月経過した方など、長期的に経過をたどった方々の報告です。
当院では、退院した後は、外来リハビリへ移行する方もいらっしゃいますが、ほとんどの方とはお別れになります。
就労支援についても、退院と同時に復職する方以外は、就労支援センターなどに委任しています。
長期的な視点から考えて、入院中から就労に必要なサポートを把握して支援することが大切だと改めて感じました。
職場復帰に有意な因子を心に留めて、リハビリ内容を組み立てなければならないなと思っています。
引用・参考
1)Hirotaka T, et al.Functional and occupational characteristics predictive of a return to work within 18 months after stroke in Japan: implications for rehabilitation.Int Arch Occup Environ Health. 2014; 87(4)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3996276/
2)Satoru S, et al.DETERMINANTS OF EARLY RETURN TO WORK AFTER FIRST STROKE IN JAPAN
J Rehabil Med 2010; 42: 254–258
☆*:.。.最後まで読んでいただきありがとうございました。.:*☆

