鬱、統合失調症、パニック障害など神経疾患でよく言われるのがセロトニン不足。
足りないのならば増やせばいいのですが何故か処方される薬はパキシルの代表されるSSRI系
です。SSRIはセロトニンの再取り込というものを阻害して神経伝達だけに使われるようにする薬なのですがセロトニンを増やすことはできません。そうしている間にもセロトニンは徐々に減少していっているかもしれません。セロトニンが少なくなっていくので薬の量を増やす、種類を増やす・・・そこに回復という文字はないように思えます。さてセロトニンが減少する理由にもいろいろあります。その減少させる理由の一つに重金属の蓄積、特に水銀の蓄積が考えられます。


水銀のせいで腸内環境が悪化してセロトニンが作られない


腸内細菌の役割は、栄養吸収や免疫物質、酵素の産生、老廃物などの排泄、解毒などがあります。

腸内にカンジタ菌が増殖する蠕動運動が妨げられ毒素までも吸収してしまいます。

最近では腸内細菌の働きで90%以上のセロトニンは腸内で作られる

言われています。

腸内細菌を減らすのはカンジダ菌です。じゃあ、なぜカンジダ菌が増えるのか?

カンジダ菌は砂糖だったり、小麦粉だったり、抗生剤だったり、酵母だったりがカンジタ菌の

餌になって増殖します。

逆に善玉菌が少なくなるために相対的にカンジタ菌が増えることもあります。

以前にも書きましたが口の中の水銀化合物であるアマルガムから水銀ガスが発生して

唾液と混じり胃に入り、次に胃液と混じり塩化水銀になります。

この塩化水銀が腸内の善玉菌を攻撃してカンジダと寄生虫を増やすのです。

その結果セロトニンが作りにくい体質になってしまいます。




水銀が脳に蓄積してセロトニンが分泌されない

有機水銀はシステインという物質と結合しやすく血液脳関門を簡単に通り抜け脳に蓄積します。

有機水銀は神経と親和性が強いので当然、健忘症、うつ、認知症、など神経系を狂わせます。

また有機水銀は脂溶性の物質のため脂分に取り付きやすいです。

脳は脂肪でできていますから当然水銀が蓄積しやすくなります。

また脳以外の全身の脂肪に付きやすくなります。


ちなみに・・・

太っている人は脂肪を落とすダイエットで水銀の蓄積がだいぶ減っていきます。

但し、脂肪を分解する酵素のリパーゼの働きを阻害するために痩せにくい体質

にもなっています。

それによって肥満、高血圧、糖尿病、中性脂肪高値などになりやすい体質になっています。

また、マグロなどの大型の魚は有機水銀の蓄積率が多くなります。

マグロを食べすぎると有機水銀が脳へ蓄積する可能性が高くなりますのでご注意を。

厚労省でも勧告していますが妊婦はマグロなど摂取量の制限を勧告しています。

有機水銀は胎盤も通過して胎児に影響を与えます。

発達障害(自閉症)の原因はセロトニン不足と言われていますが、

原因のひとつとして胎盤を通して蓄積した水銀のせいだとも言えるでしょう。


前述のとおり脂肪と水銀は結びつきやすいですからトロは焼いて食べた方が

水銀が抜けてよいかもしれません。

歯の詰め物の水銀も通常は無機水銀ですが水銀ガスが腸内の細菌と結びついて

有機水銀を作るので脳神経系や胎児への影響の可能性が出てきます。


以上の事よりセロトニン不足と水銀は密接な関係があります。

鬱、統合失調症、パニック障害などでパキシルを出されている方も多いと思いますが

セロトニンが不足している原因が水銀である以上効果は限定的、または逆効果になっていくでし

ょう。

栄養療法ではビタミンB6を積極的に摂る方法がありますがやはり、水銀が邪魔をしている以上、

効果は限定的と言わざろうえません。セロトニンが減っていっている原因を追究して

その阻害要因を取り除くのが栄養療法で最初に行うものだと思っております。


謝辞
今回のブログはコーチの助言なしでは内容が全く膨らまなかったです。
ありがとう!コーチ



あおい歯科クリニックは安全なアマルガム除去、削らない虫歯治療の3Mix-MP療法、オーソモレキュラー医学に基づく栄養療法、プロバイオティクス・サプリメント外来・プラセンタ治療、点滴療法、金属アレルギー検査、フードアレルギー検査も行っています
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