半月前から身体の不調が続いてます。
女性特有の話なので詳細は伏せますが、似たような症状を検索すると厄介な病気に繋がっている可能性も浮かんできます。
病院苦手とか億劫とか言ってる場合ではありません。
覚悟を決めて夏休み前に病院にお世話になることにしました。
しかし本人がその気になっても肝心の病院が見付からない。
婦人科にかかりたいのですが、地元の総合病院にはいつの間にか婦人科が無くなってました。
(私が生まれた病院なのに!)
母が行きつけの個人病院は婦人科があるのですが、しばらく婦人科のみお休み状態なのだそうで。
私が以前お世話になっていた皮膚科の病院は婦人科も兼ねてたのですが、昨年暮れに先生がお亡くなりになって閉院してしまいました。
近くの病院を手あたり次第探してみたのですが、当番制のように週のうち一日しか婦人科の先生がいらっしゃらない病院ばかり。
産婦人科の激減が少子化の問題の一つなんじゃないの?と身を持って知ることになりました![]()
よく探した結果、とあるレディースクリニックを見付けて無事に診断して頂けました。
男の先生だったけど、贅沢言ってる場合じゃない。
飛び込みで行ったから結構待ったけど、身体の方は心配するようなことはなかったようです。
良かった良かった。
今まで大きな病気もせず、病院には殆ど縁がなかったのですが、寄る年波には勝てません![]()
体調がおかしい、と思ったら躊躇せずに病院に行く習慣を自分に付けようと思いました。
(面倒くさがって自力で治そうとする悪癖がある)
それにしても、婦人科が増えるように行政も手を打ってくれ~~。
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『よって件のごとし~三島屋変調百物語八之続~』
三島屋百物語シリーズ文庫版最新刊。
江戸の袋物屋・三島屋では語り手一人に聞き手一人という変わり百物語で知られていた。
語った話はその場で語り捨て、聞き捨て、決して外には漏らさない。
その為、他人に話すわけにはいかない秘事を、人に信じて貰えないような奇々怪々な話を、この三島屋に零しに来る人が後を絶たない。
このシリーズの肝は、全てを体験した語り手が物語を紡ぐということ。
つまり、最低限の結末が予め示されて物語は進むのである。
語り手が目の前に居る時点でその人物は死なない、また語り手が物語の背景を富次郎に説明する段でいくつかの結果を先に知ることになる。
なぜ、そのようなことになったのか。
読者は物語の落ち着く先を知りながら、話の道筋を楽しみに読み進めることになるのだ。
二代目の聞き役となった富次郎が今回聞いた話は三編
神と崇める者に兄との慎ましやか生活を奪われた者。
村中から愛され信仰されてい土地神さまの襲った残虐な仕打ち。
表題作となった『よって件のごとし』は、異質な話が並ぶ今シリーズの中でも特に異質で、ハリウッドに似たような設定のパニックホラーがあったな、と思わせる内容である。
夏の夜長、こんな怪談で涼を感じてみては?