現在全日本フィギュア選手権真っ只中ですね。
そろそろ女子のフリーも終わる頃かしら?
女子は若い子が横並びに実力を競っているような印象がありますが、男子は羽生くん・宇野くんのツートップが抜きん出ていて、後続の選手が追いかけても追いかけても追いつけない、というイメージです。
何時の時代もスター選手・世界大会常連という選手はいましたが、その下に控えている選手ともっと実力が切迫していたような?
ツートップを脅かすような新星が現れることを期待しています。
そして、高橋大輔選手はシングルとしてはこれが最後の大会となります。
さすがの風格ですが、考えてみたら十代~二十歳そこそこの子と、酸いも甘いも知り尽くした三十路超えのにーさんと比べたらダメですよね(^^;
今シーズンの高橋さんの滑走を観るのはこれが初めてだな、と思いつつ観ていた昨日のショート。
まずは独特の攻めた衣装にさすがショー経験者、魅せ方を分かってると、それだけで期待感が高まりました。
そして音楽が鳴り、顔を上げた瞬間。
彼の世界がバーッと広がって行きました。
あの情熱的な演技は、沢山の後輩が出て来たけれど誰にも真似できない高橋大輔の真骨頂でした。
寧ろこの大会で若手選手は高橋選手の熱い表現力をしっかりと観て、自分の演技に活かして欲しいとさえ思いました。
その激しい振り付けの滑走は素晴らしかったですが、後半、さすがに足が重くなってきたなと素人の私にも分かりました。
恐らく一番歯痒かったのは本人だったでしょう。
しかしあの滑走は、多くの人に高橋大輔とはどんなスケーターであったかを思い知らしめるに充分な演技だったと思っています。
明日はフリー。
順位や点数ではなく、どうか彼の、いえ参加選手全員が納得出来る滑走で終れるように祈ってます。