『CHANGE』観劇日記 | 逢海司の「明日に向かって撃て!」

逢海司の「明日に向かって撃て!」

ご注意下さい!!私のブログは『愛』と『毒舌』と『突っ込み』と『妄想』で出来上がってます!!記事を読む前に覚悟を決めてくださいね(^^;。よろしくお願いします☆

いろいろあって遅くなりましたが、ヤング直樹出演の舞台『CHANGE』の感想を。


物語はとある店(昼は喫茶店、夜はバー)の客である三人の女性の、それぞれの恋愛物語。


ある女性は恋人の浮気を疑い、ある者は恋人の成功を祈る。


そしてもう一人は妻子のある上司と不倫関係にある。


彼女たちがどうのように自分の恋愛に決着をつけていくかのお話。


ヒロインが三人いたからか、ちょっと個々のバックグラウンドとか個性とかの掘り下げが弱かったかなぁ。


共感するにはもうひと押し、何かが欲しかった気がします。惜しい。


逆に店のママ親娘やバイトの売れない芸人くん、そしてウザイ常連客が良い味出してました。


最初は客商売なのに愛想が無くて無礼な感じの親娘でしたが、傷付いた客に見せるママの静かな優しさとか、次第に人を気遣えるようになる娘ちゃんとかのギャップが良い。


ママに惚れてる昼・夜それぞれの常連も最初はうざかったけどそれが面白くなり。


いつまでもうだつが上がらなそうな芸人のバイトくんも、舞台が進むと温かみを感じる人柄がじんわり滲むようで。


ふと思ったのは、この店は女性の憧れの店なのだってこと。


昼は喫茶店、夜はバー、いつ誰と(一人でも)行ってもママが静かに迎えてくれる。


パターンが決まった常連客、どこか抜けてるけど憎めないバイトくん。


こうゆう店を一件キープしておきたいって、女性なら思うんじゃないでしょうか?


本編の恋愛模様よりもそっちに気が行ってしまいました(^^;


で、肝心のヤング直樹の役どころですが。


上司と不倫関係にある先輩に密かに片思いしている役です( ´艸`)


先輩はヤングの気持ちに全く気が付いてないから、自分と上司とのことを相談したりしちゃいます。


ヤングは先輩を思って手助けしますが、その心中は複雑で。


ある日、上司に子供が出来たことで先輩がボロボロになってしまいます。


それでも好きで彼を諦めきれない先輩に、ヤングの感情もついに爆発します。


「結婚しているのに朋美さんと浮気した人ですよ?あなたと結婚したって、また浮気するに決まってる!」


「彼はそんなことは絶対にしない、彼はそんな人じゃない!」


「だって、実際に浮気したじゃないですか?!」


「違う、そんな人じゃない、私には分かるの!!」


まるでヤングの言葉に耳を貸さない先輩に、ヤングもやりきれなく肩を落とす。


「・・・、本当に、好きなんですね・・・」


どうやっても声が届かないことを思い知らされたヤングは、店から一人出て行こうとします。


扉の前に立って、やりきれなさそうに一つ、呼吸を置いてから、


「先輩、幸せになって、下さいね・・・」


そう言葉を残して立ち去って行きました。


それは確かに諦めの言葉。


告白するまでもない、失恋でした。





・・・、とまあ、こんな役どころでした。


もちろんコミカルな部分もあったんですけどね。


ヤングはなぜか敬語の役が多い気がする。

(似合うんだけど)


あたしもヤングに「幸せになって下さいね」って言われたい~~。


以上、駆け足でしたが『CHANGE』の感想でした。


ところでこの舞台、何が『CHANGE』だったのだろう・・・?