本家のpicec1が終ってもグダグダ続いています(^^;
イカレタ話を書いてますが、秋の夜長の幻と笑って許して頂ければ幸い。
いや、笑って許してくれ・・・。
石を投げつけたりカミソリを送ったりしないでくれ・・・。
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オフィスに入り、壁にかかっている予定表に自分のネームプレートを貼り付ける。
午前はデスクワークで、午後から外部との打ち合わせだ。
今の仕事と平行して、イギリス行きの準備やこれまで関わった仕事の資料やマニュアル作りを進めなくてはいけないのだから、やることは山盛りだ。
これはしばらく休日返上になるかもしれないな、と考え込みながらデスクにつく。
スケジュールが佳境を迎える前に、仕事に集中できる精神状態になったのは良かったかもしれない。
さて、と立ち上げたPCのメールチェックを始めようとしたナオに、淹れ立てのカフェラテが差し出された。
「おかえり」
出勤した朝一番で、そんな意味深な言葉を投げかける人は一人しか居ない。
ナオもその意図が分かって、同じように含んだ笑みを浮かべてこう答えた。
「ただいま、ショウ」
帰って来たよ。ちゃんとアナタのところに。
見詰める瞳だけがはっきりとそう語りかけていた。
もう彼女の中に一遍の揺らぎも無い。
その変化が、自然と浮かぶ笑みからも知る事ができた。
「ナオがカミチさんを起こしたんだって?さすがだね」
「なんだか嫌味に聞こえるんですけど、ショウさん?
ま、とりあえず元気そうで安心したわ。これで私も心置きなく仕事に集中できるもの」
クスっと笑うと、ショウの愛しげな視線にぶつかって慌てて目をそらした。
職場で朝っぱらからそんな熱っぽい眼差しを向けられては、どう対応して良いのかわからない。
確かに恋人同士だけど、ここでは仕事仲間なんだから・・・。
(嬉しいくせに( ´艸`)ムププ )
「ズイ経由で、カミチさんからメールを貰った」
不意の一言に、ナオは驚いて目を見開いた。
あまりに驚いてショウの顔に視線を戻したら、またあの熱視線にぶつかって思わず赤面してしまう。
こんなんで翻弄されてる場合じゃないのに。
「ユウちゃん、何て言ってきたの?」
「予想通りだよ、ナオを泣かすなって。
あいつはオレの大事な戦友なんだから、悲しませたら承知しないぞって脅された」
戦友・・・。
ユウスケらしい言葉の選び方だった。
「それで、ショウはなんてユウちゃんに返信したの?」
「男同士の話だから、これ以上は内緒」
曖昧な答えに満足できない顔をしたいると、ほら、いい加減に仕事に戻らないと!と肩を叩かれて話を終らされてしまった。
何時の間にか、清清しいくらいの同僚の顔に戻って。
ナオも今は深く聞かずに作業を開始する。
だけど二人きりになったら覚悟しておきなさい。
いざとなったら、直接ユウちゃんに聞いちゃうんだから。
パソコン画面に向かいながら一人ニヤニヤと笑うナオを、自席からショウが不思議そうに眺めていた。
つづく
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もう『終わり』でええやん、と思ったのは私の心の声。
終ってもええんやけど、そしたらタイトルの意味が全くあらへんがな・・・。
しかし最近『つるばむ』をヘビロテしてるせいで、違う話ばかり書きたくな。
(って『伝えたいこと』を書いた時点ですでに負けてんじゃん)
『会いたくて』『オレンジ』『Love Letter』・・・、『大きな夢 小さな声』もいけるか?
ちゅーわけで、今日は書き逃げばっかで失礼します!!