前回の記事では私が失敗してきたダイエット(減量)方法のうち、サプリメントの使用と依存について、きっかけから実際に使ってみた感想までお話ししました。

 

前回の記事はこちら


 

 

 

 

私はサプリメントがないと食事ができない!というほど依存状態だった時期があり、それなりに振り回された経験があります。

 

 

私の場合、減量や摂食障害と付き合っていく中でサプリメントのメリット・デメリットの両方を感じたので、完全に「悪」だとは言い切れないのですが、

やはり「依存」となるとデメリットが多く、苦しいことの方が多いです。

 

 

 

 

体重がそれなりに増えてきた拒食症の回復期では、

人によって見た目だけでは全く摂食障害だということが分からない状態になってきたので、より

「周りにバレないように」

「自身がまだ痩せていたいと思っていると悟られないように」

という気持ちが大きくなって、罪悪感や不安感と常に戦いながらサプリメントを使用していました。

 

 

「サプリメントに頼らずに食べられたらどれだけ楽だろうか」と考えることも何度もありました。

 

 

 

しかし、今の私はサプリメントにお金を費やす生活からは脱し、何も使用せずとも食事を楽しめるようになっています。

 

そこで今回は前回の続きとして、

私がサプリメント依存から脱したきっかけ・方法について自分なりに考察してお伝えしようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

【サプリメント依存から抜け出したきっかけ】

 

私のサプリメント依存を手放すきっかけになったこととして思いつくのは以下の4点です。

  • 金銭的な問題
  • 入手するのが難しい
  • 効果を疑い始めた
  • ただ単に面倒くさい

 

 

 

金銭的な問題

 

これは言葉のまま「サプリメントが高価である」ということが原因で断念せざるを得ない、ということです。

 

 

私は“減量を始めて摂食障害と診断される前”と、“拒食症・摂食障害回復期”の2つの時期にサプリメント依存になっていたのですが、

比較的体重や体型に対してのこだわりが軽い前者のときにこの理由が大きく影響してきました

 

 

当時高校生の私は校則でバイトが出来なかったうえに、主治医によって行動制限もあったため、バイトでお金を貯めることもできず、コツコツとお小遣いを貯めて買いに行くしか出来ませんでした。

 

しかし高校生は学校帰りに外食をするまたは何かを買って食べたり、購買や自動販売機で何か飲食物を買ったり、お菓子をシェアしあったり、文化祭で飲食物が増えたり……

なにかと食事でのコミュニケーションが多くなるので、そのぶんだけサプリメントを使用する頻度は増えてしまいます。

 

 

もちろん同級生との交流の中で出費は出てくるので、お小遣い全てをサプリメントに費やすことはできません。

 

そのため、“サプリメントを定期的に買うことはできない”という判断になり、物理的にサプリメントから離れることになりました。

 

 

 

ところが、拒食期から脱した(治療が始まって過食が始まったり食事量が増えたりしてきた)時期にはもう、

お金よりも自分の体重や体型の方が大事になっていたので、お金の問題だけではサプリメントを辞めることはできませんでした。

 

 

 

 

 

入手するのが難しい

私が最も難しいと感じた点は、"買いに行くタイミングがない"ということでした。

 

私は当時、主治医の指示で学校の送り迎えは母が行っていたため、学校の行き帰りにサプリメントを買いに行くことができませんでした。

 

 

受験期に入ると“あおいちゃんがより集中して勉強できるように”と、静かな場所にある祖父母の家にお世話になっていたのですが、

落ち着いた環境である代わりにスーパーやコンビニ・ドラッグストアは少し離れたところにあったので、以前よりサプリメントを買いに行くのに手間がかかってしまうようになりました。

 

 

 

そのうえ、どこか出かけるとなると必ず祖父母にどちらかが一緒に付いてきてくれていたので、祖父母にサプリメントを使用していることをバレたくなかった私はサプリメントを買う機会が一気に少なくなりました。

 

当時はこっそり買いに行くタイミングを見計らってなんとか入手していましたが……

その買える機会を窺う行為や、サプリメントがなくなるかもしれないという不安がかなりストレスになっていたように思います。

 

 

 

 

 

効果を疑い始めた

これは以前質問箱の回答で下剤乱用のことについて触れた記事(『質問箱の回答②:薬の処方についてのURL』)の中に書いたことと共通するのですが、

理論的にサプリメントの効能についての理解を深めて「これはどうも効果は期待できなさそうだぞ」ということを察し、徐々に下剤やサプリメントに頼らない生活に変化させた、という要因になります。

 

サプリメント自体に大きく体型や体重を変化させるほどの力がないと分かれば、必然的にお金をそこにかける必要はなくなります。

 

そのため、日々の体重の変化具合が本当にサプリメントの影響なのか・サプリメントとはどういう立ち位置の商品でどういった目的で使用されるものなのか・サプリメントが自分にとってどんな役割を果たせているのか……

等々を知ったり振り返ったりしてみるのも依存からの脱出のヒントになるかもしれません。

 

 

 

前回の記事に私が実際にサプリメントを使ってみた感想や国が定めるサプリメントの定義・サプリメントを選ぶときの注意点などもまとめていますので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

https://ameblo.jp/aoi-331-07/entry-12748420153.html


 

 

 

ただ単に面倒くさい

これはある特定の「きっかけ」というよりは、回復するにつれてサプリメントについて考える時間が少なくなったり、現実的に購入するのが難しくて疲れたり、効果がないことに薄々気づき始めたり……

 

複合的な要素によって徐々に気にすること自体が面倒になっていき、依存から脱するきっかけになっていった、というものです。

 

 

 

やはり「依存」というものは“依存しないと自分が保てないと思っている”から依存するのであって、メリットとデメリットを天秤にかけたときに

“自分が一番期待しているものが手に入らない”または“デメリットの方が多い”と気づいた瞬間に依存する理由がなくなります。

 

もちろん、すぐに一気に辞められるというわけではなく、徐々にサプリメントを使うのを忘れる頻度が高くなったり、新しいものを購入しようと思わなくなったりと、少しずつ離れていくイメージですが

自分でも「今まであんなにこだわっていたのは何だったんだ!」と思うくらい、今ではサプリメントへの執着が無くなっていきました。

 

これは摂食障害の回復や、食・体型への執着からの脱出にも共通することかもしれませんね。

 

 

 

 

 

【まとめ】

 

私がサプリメント依存から脱するまでの過程には、

今回紹介したような複数の要因が重なっていることに加えて、当時の私の身体の状態(体重の増加と食習慣、生活習慣の改善)・サプリメントや食事以外のことを考える治療を並行している……などの要素もあってのものと考えられます。

 

また、「依存」する理由は人それぞれ違うので、必ずしも私のような要因があれば脱出できるというものではありません。

 

しかし今、サプリメントに対して過度に効果を期待しているが故に私と同じような感覚で食やサプリメントについて悩んでいて、そこから何とか脱出したいと考えている方がこのブログを読んでくださっていれば、ぜひ私の例を参考にしていただけたら幸いです。

 

 

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