マサクニ(アオバ) オフィシャルブログ

マサクニ(アオバ)
ボーカル・作詞・詩・エッセイ


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この度は、マクドナルド総選挙に投票してくださり、ありがとうございました。

「動画見たよ。」「チキチーに投票したよ!」などの言葉が、本当に嬉しかったです。

 音楽を始めたばかりの高校1年のアオバが「CMとか出られたら良いよなー。」と世界の広さも知らずに言っていた夢。
それは形を変え、時を越え、30歳になった今、なんの前触れもなく目の前に落ちてきました。

最初は、これ、僕らが拾って良いんかいな。と戸惑いましたが、前方から細くて顔の濃い高校生と、茶髪でドクロのTシャツを着てギターを担いだ高校生が、猛ダッシュでこちらに向かってきたので、あんなクソガキに拾われちゃ困ると慌てて拾ったのが始まりでした。

その2人の高校生は
「あーデビューしてー。絶対プロになりてー。」
と空を見上げていました。

それはよく見ると15年前のアオバでした。
変わったようで全然変わってない、2人の目は今と変わらない印象を受けました。

しばらく様子を見ていると、どうやら目の前の2人は、現在の僕らのことは見えていませんでした。
それを知り、何か言いたくなってしまい僕が

「続けろよ。良いことあるぜ。」

と、いつもみたいに芝居染みた、ふざけた声で言いました。

隣では、りゅうたが

「うわ。うわ。この状況すご。」

と言って、いつもみたいにスマホで写真を撮り始めました。

物体の無い声に驚いた高校生の2人は、軽くパニックになっていました。その様子を見た今の僕らは
「よし、あいつらに悪戯をしよう。」と、カンチョーの準備を始めました。いつまでたってもアホはアホ。ニヤニヤ笑いながら悪戯の準備をしていると、突然、僕らの後ろの方から声がしました。


「まだ、そんな馬鹿やってるのかよ!変わらねぇなぁ。でもよ、続けろよお。良いことあるぞ。」

「うわ。うわ。この状況やば。昨日買ったiPhone21で立体写真撮るわ。」


はは。まさかね。
振り返ると、声の主は見当たらない。
けれど、確実に僕らの声。


続けることで夢は形になっていき、続けて良いと、さらに15年後の僕らが言っているような気がしました。

それが、分かって本当に良かった今回のマクドナルド総選挙。きっと一生忘れない良い思い出になりそうです。



最後に、目には見えない15年後の僕らにハイタッチしよう。


パチン


未来がそこにあることを確信して
アオバはまた歩き始めました。





ありがとう。
これからも宜しくお願い致します。

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マサクニ














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人知れず善行を重ねる男がいた。

男は電車に乗っている時は必ずといって良いほどお年寄りに席を譲った。例えどんなに対象であるお年寄りが離れていたとしても、席を立ち声をかけにいった。そうする間に他の誰かに座られてしまうこともあった。それでも良かった。そもそも男が席に座っていたのも、誰かに譲るためであって、常に譲る対象がいないか、また探せば良かったのだ。

本屋では高い所に置いてある本を取ろうとしている子どもに声をかけ「これかい?坊や。生き物図鑑か。関心な子だね。しっかり勉強するんだよ。」と言いながら、取ってあげたり。

友達の結婚式でご祝儀に10万円を包んであげたりした。後日、友達から「えっ?なんで。」と聞かれても「いやあ、こういうのは気持ちだから。」と笑って受け答えた。

募金活動している少年少女に、手持ちの金をすべてあげたり
駅の改札付近でキーホルダーを落とした女子高生を追いかけるため、用のない切符を買ったり
街ゆく人たちに挨拶を繰り返したりした。


そうして男は 
善行を重ねることで
自分にも幸せがやってくることを信じた。


男は風呂無しボロアパートに住みながら、いつ自分に幸福がやってくるのかを待った。
隣の部屋のミュージシャン志望の男が毎晩、下手くそな歌を歌っていたが、聞こえるように拍手をした。

それで調子に乗った隣人は、毎晩歌い続けた。



季節は過ぎた。



何回も何回も過ぎた。



けれど
人知れず善行を重ねる男は
そのままだった。

男はアパートの窓の外を眺めながら
どうして俺には幸せがやってこない。と呟いた。
隣人の歌は最近、社会を罵倒するような歌詞に変わっていた。

男はその歌を聞きながら
「善行が足りないのだ。」

と呟いた。


男はもっともっと善行をしなくてはならない。と考え
うん。もうこんなせまい街じゃない。世界が相手だ。
と、有り金すべてを使って、アフリカへ飛んだ。

「うひょひょひょ。困っている人がいる。困っている人がいるぞ。」

とアフリカの貧しい国へ行き、ある村のボランティアに参加した。

男は、水の通らない村の井戸建設に関わった。男の他にもボランティアはいた。みんな同じTシャツを着て、井戸を作るため1日中、働いていた。

時々、体調を崩す者も出た。
そんな時、決まって男は手を差し伸べ「頑張りましょう。未来のために。」と卑しく笑った。手を差し伸べられた者は、ありがとう。と口にはするが、1人迷彩柄のTシャツを着続ける男を不安に思った。馬鹿なのかと。


半年が過ぎた。


男はアフリカの月を眺めて考えた。

そろそろだろう?



俺にも幸せがやってくるはずだ。


神様は見てくれている。そろそろ今まで善行をした、見返りがくるだろう。


夜は寒いアフリカの部屋で1人震えていた。



次の日いつものようにボランティアチームは井戸建設の作業を始めた。
しかし、男は顔を出さなかった。みんなそれには気付いたが、誰1人探そうとするものはいなかった。

3日が経った。それでも現れなかった。さすがにボランティアチームは男を探した。
しかし、誰も名前を聞いていなかったので探すのに難儀した。
責任者くらい名前は知っているだろう。と思ったが男は名乗るほどではない。と言って本当の名前を口にしなかったらしい。やはり馬鹿だったのだ。

そして男は、次の日遺体で見つかった。


井戸の奥底で、1人寂しく遺体となっていたのだ。
ボランティアチームのリーダーは
「まさか夜な夜な1人で掘ろうとして。。。」と
分かりやすく声を詰まらせ、目頭を押さえた。
リーダーの口は半笑いだった。


男の遺体は、日本で引き取り手がいなかったのでアフリカに埋められることになった。


そして時は過ぎた。


井戸の建設のおかげで村は発展した。
人々の暮らしは豊かになった。

男の埋まっている土からは青葉が生え、それはやがて木になった。

その木は村一番の大きさに成長した。


人々はその木の下で休み、語り、遊び、恋愛をするようになった。

雨が降ったら、雨宿りをした。


その木のおかげで人々の暮らしだけでなく、心も豊かになった。


村はますます発展し、町になり、そして国になった。

国に発展すると、自然はすぐに破壊された。
例外なく男の木も切り落とされることになった。

しかし、その木は立派だったので日本の会社が建築用の木材に使うということで買い取った。


ある日本の一流ミュージシャンの家に使うためだった。


男の木は日本に運ばれ、上質な木の家になった。


奇しくもその木の家は、男が住んでいた風呂無しボロアパートが取り壊された場所に建った。


そしてあるミュージシャンが、秋晴れの空の下、家の前に両親と一緒に立っていた。

「親父、おふくろ。今まで迷惑かけてごめん。これからは2人仲良く。いや3人でここに住もう。」

両親は泣いた。



ミュージシャンも泣いた。



「いつか、こんな日を夢見て、俺はここにあったアパートで歌っていたんだよ。」


「よく頑張ったわね。」






そこには
人知れず善行を重ねる男も居た。



マサクニ


【ライブ告知】

4月6日(水)
渋谷HOME

小田和也PRESENTS
『歌う門には福来る-Vol.19-』
~小田和也バースデーイベント5days!!86編!!~
出演:アオバ/北川修幹/Zoosea's/古川亮/小田和也
OPEN18:00
START18:30
前売¥2,500(D代別)
当日¥3,000(D代別)


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六畳一間のアパートの一室で、僕は君の隣で寝ていた。


飲みかけのペットボトルのコーラが、机の上に置いてある。

カーテンの隙間から小さく差し込む太陽の光に、黒く反射したコーラが静かに黙っている。


僕は聞く。
「ねぇ、この、いつも1センチくらい残す癖なんなの?」


「いや、意味はないよ。でも、残しちゃうの。なんだか、嫌い。最後に残っている彼らが。コーラはいつも最後がマズいの。最初だけ。最初だけ、良い顔するでしょ?美味いねえ。シュワシュワだねって。でもそんなの、あっという間。私は最初だけ良いフリするのが嫌いなの。だから残してやるの。惨めに小さく揺れている黒い液体が笑えるわ。」


セリフみたいに言い終わると、君は毛布をマントみたいにして、乱暴に立った。君が乱暴に立ったせいで、布団の横に置いてあったティッシュボックスが潰れた。


「どこへ行くの?」


「会社よ。」
「そんな格好で?」
「悪い?」
「悪いよ。だってその下は裸だろ?だけど

まあ 

僕はそれでも良いけど。」

「なら良し。良かった。今日は毛布で出勤しよ。」

「毛布出勤か良いね。」

僕は君が好きだ。
率先して電車で席を譲ろうとしたり、サラダを取り分けたりしないところが好きだ。

動物を可愛いって言わなくても良いと教えてくれたのも君だった。


きっと、君は

ずっと裸なのだ。



「今度はいつ会える?」
「会いたくなったら。」



僕はペットボトルのフタを開け、残りの全部を飲み干した。
君の悪い所を全部。



「ああ!飲んでる飲んでる。笑えるわ。ね?ね?マズいでしょ?」

「いや、マズくない。意外と癖になる。」



コーラのシュワシュワが天井でプカプカと浮かんでいる。


僕はそれを一粒つまんで、くちの中に入れた。



シュワッツ。
刺激。




浮気。



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マサクニ






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