クロヤギ頭の読まず買い -6ページ目

クロヤギ頭の読まず買い

ちまちまと進まない読書をしつつ、本を買うのは止められない。

こんなに買っていつ読むん?と自分に一人ツッコミを入れつつ日々を暮らす不良主婦の読書(購入)記録ブログ

きのう何食べた?(1) (モーニングKC)/よしなが ふみ

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きのう何食べた?(2) (モーニングKC)/よしなが ふみ

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きのう何食べた? 3 (モーニングKC)/よしなが ふみ

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3月に買ったばかりの私のパソ子が故障したこともあって、ちまちまといくらか本は読んでいたのですが、記事は書かないまま8月も終盤になってしまいました。

勿論メーカー保証期間内ですし、メインボードの故障とかでHD内のデータもそのまま先日無事戻ってきてホッと一息。


ようやく慣れてきた職場ですが、今度近いうちに同じフロアの違う部署と年内(年度内?)を目処に統合されることになり、またもや新業務へ向けての短期の研修を終えたばかり。

先日も新入社員の意見交換会なぞがあり、帰宅は19時過ぎ。

この暑さのなかメニューを考えるのはついつい億劫になります。


そんな私の最近の強い味方はこのコミック。

主人公の弁護士・シロさんの作る節約料理はレシピもばっちり。

四十路とは思えない美男ですが、職場にはカミングアウトしてないものの、両親にはゲイの恋人と同居していると知られているせいで何かと気苦労の多い日々を送っています。

一方恋人の美容師・ケンちゃんはお客さんにまでシロさんののろけ話をしてしてしまうようなタイプですが、なんだかこの二人の囲む食卓がいいんですよね。

アバウトな性格のため細かいレシピはなぞりませんが、本日の我が家の夕飯はこの本1巻で紹介されていた塩鮭の炊き込みご飯です。

洗った米に一合に一切れの塩鮭と昆布一片。

(うちはちょっと塩分控えめに二合に一切れにしましたが、これで十分だったかも?)

ごぼうって灰汁抜きのために水にさらすイメージがありますが、ごぼうの灰汁は旨味成分なんだそうで、お米の上でシャシャッとササガキにして、マイタケなどのキノコを加え、醤油と酒で味付けしてスイッチオン。

シロさんは副菜の品数もたくさん作るヒトなんでこれも見習いたくなります。

四十路過ぎると恋しくなるお総菜が盛りだくさん。

コミックもいいですが、最近読んだ小説はどれもよかったんで是非近く記事にしたいと思います。
紳士とオバケ氏 (ものがたりのもり)/たかどの ほうこ

¥1,365
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夏休みだからというワケではないのですが、自分の読書体力?が低下しているので、家事と遊びの合間に児童書を読んでみたりしています。

通勤では少しずつ『NOVA2』を読んでいるのですが、電車が混んでいるのと、たまに座ると寝てしまったりするので、あまり進みません…

しかしこの本、いいでしょう、表紙とタイトルに一目惚れ。

これで面白くなかったら詐欺罪で訴えたいくらいでしたが、予想を裏切らずファンキーな魅力に満ちた本でした。

判で押したような規則正しい生活を送っていたマジノマジヒコ氏が、ひょんなことから普段なら熟睡している夜中に目覚め、この家に昔から住む家オバケで、代々のその家の主人と瓜二つの姿になるというオバケ氏に出会って奇妙ながらもほのぼのとした二人の交流が始まる、そんな物語。

今まで職場の人にも近寄りがたい存在だったマジノ氏が、オバケ氏と知り合ってから段々変化していく様は是非大人にも読んで欲しい素敵な物語。

この本の魅力のわかる子どもさんってなかなか渋いセンスの持ち主じゃないでしょうかね?
影の王/スーザン・クーパー
(2002 井辻朱美 訳)

¥1,575
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ニューベリー賞も受賞し他に有名なシリーズもあるようでファンタジー好きなら今さらという感じなのでしょうが、この著者の作品は初めて。

シェークスピアが実際に活動した時代、16世紀にあったグローブ座の復刻として20世紀に起ち上げられた劇団「新グローブ座」にスカウトされたネイサン(ナット)・フィールドが主人公。

両親の死にまつわる悲しい記憶を抱えながらも、叔母の応援を受けて芝居にのめり込む、体操の得意なアメリカの少年です。

今度のイギリス公演では『真夏の夜の夢』の妖精・パックの役として日々稽古に打ち込んでいるのですが、ある日突然気分が悪くなって高熱が出たと思うと、1599年のイギリスでグローブ座に今回の公演のみ他の劇団からゲスト出演する同名の少年として目覚めます。

この劇団で、神様とも思うようなシェークスピア本人と共演し、なおかつ一時的に同居することになるのですが、400年前の暮らしにとまどいながらも数々の貴重な体験の中で役者として成長し、息子を亡くした経験を持つシェークスピアとの心の繋がりを感じて、両親の死によって心に抱えた傷も癒される、そんな物語です。

なぜ、ナットがシェークスピアの時代にタイムスリップする必要があったのか?

神に愛された人物・シェークスピア…自然とそんな文句が浮かぶ、神の意志を感じるような理由づけもされているところは、ファンタジーの正道でしょうか。

本の他に好きなモノといえば、歌とたまに観る芝居や落語という私で、シェークスピア絡みのファンタジーということで興味を持ったのですが、訳者あとがきにも、スーザン・クーパーの作品の中でも一番読後の印象が強く、感動的な作品とあり、表紙や挿画も好みで、私自身も期待に違わず楽しめました。

児童書としてルビもしっかり振られてはいますが、大人も十分楽しめる作品だと思います。

一般の小説に限らず物語を愛する読者には是非おススメ。

子どもさんなら小学校高学年くらいからかな。

夏休みの読書感想文にもぴったりでしょうか(笑)
扉守(とびらもり)/光原 百合
(2009)

¥1,600
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著者は青春小説の佳作『十八の夏』、日常のミステリ『時計を忘れて森へ行こう』と読んできて、印象深い作家の一人。

改めて著者略歴を見ると同い年なんですね、この方。

この作品の舞台は"潮ノ道"という瀬戸内の海に面した街。

著者の故郷である尾道をモデルにしたそうですが、霊山に四方を囲まれたくぼ地で、不思議な力のたまりやすい場所として描かれています。

この街に暮らしたり、この街を訪れる人々と、人のようで人でないモノたち、モノのようでただのモノではない何か、人と何かの巻き起こす7つの出来事を描いた短編集。

登場人物は一話一話変わるのですが、唯一共通して登場するのは山手にある持福寺というお寺の"ふざけた"住職。

なぜかこの人の周りにはその人でないモノたちが集まってくるようです。

そして物語の語り手はそれぞれ別の、少女から主婦といった年代の女性たちというところも特徴でしょうか。

ふと漫画の『蟲師』の世界を思い浮かべるようなそんな物語。

広島弁の行き交う"潮ノ道"、穏やかな海と霊山に囲まれた街を舞台にしたシリーズものという予定らしいですが、続編は気長に待って下さいというのが著者からのメッセージ(笑)

忘れた頃に次を読むのもいいかなと心の片隅に留めておく、そんなシリーズになりそうです。
坂道の向こうにある海/椰月 美智子
(2009)

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気がつけば真夏。

いくら暑くても休日の昼間は窓を網戸にして、扇風機の風を受けながら過ごすのが好きです。

電気代もかからんしね。


これ読んだのは先月だったかな~(・・;)

しばらく記事に書く文章をを考える気力の起こらないまま、ご近所や友人に本を貸すばかりのミニ私設図書館と化していましたが、久し振りにゆっくり家で過ごす休日があり、ようやく仕事以外のことにも頭が少し働くようになりました。

「個人的読書」のindi-bookさんがこの作家の他の本の感想を書かれていたのが気になったのが読んだきっかけ。

(これだけ時間が経つとヤギ頭に細かい内容は記憶できないのですが)デイサービスセンターという職場関係で付き合っていたカップルのうち女の子(朝子)の方が、歓送迎会で正人というこれも職場関係の別の男の子と意気投合、付き合い始めたもののそれぞれの彼氏彼女(卓也と梓)には言い出せず、しばらくして別れた後に、お互いの元カレ元カノがなんとなく付き合い始めて…みたいな話。

ケンカ別れをしたワケでもない相手への微かな想い、またその相手と付き合っている自分も職場絡みの知り合いである同性への微妙なわだかまりのようなモノ。

書きようによってはドロドロした話になりそうな内容ですが、この人が書くとごく当たり前の暮らしの中で誰もが抱くような振り幅の想いとして受け止められて、それぞれのカップルが新しいパートナーと人生を歩んでいこうとする様は爽やかですらありました。

ミステリやSFはちょっと…なんて女性には薦めてみたいかな。

またぼちぼちと本を読みたいと思っていますが、どうなることやら。

とりあえず次回は光原百合『扉守』の感想を。