昨日、欧州時間に入りユーロが突然崩れた局面がありました。イタリアでユーロ懐疑派のアルベルトバニャイ氏が、上院財務委員長に指名されたという報道を受け欧州株式市場がリスク回避に向かい下落したことが要因だと言われています。
ECBによるハト派的な金融政策と、南欧政治的リスクを考慮するとやはりユーロネガティブと見るのが妥当だと思わざるをえません。ユーロ/米ドル(TFXレート)は、一時1ユーロ=1.1507ドルと5月29日以来の水準まで下落。
『ユーロのお花畑相場も枯れ時じゃないの?』で、1.18水準からのショート見通しは『ユーロ(EUR/USD)の下値を探ってみる』で1.15水準を目先のターゲットに置いており、いまのところは見通し通りとなっています。
OPEC総会、トルコ大統領選など週末リスクを控えポジションはスクエアにしておく方が賢明だと思います。
OPEC総会では協調減産の緩和賛成派と緩和反対派が、いまだ対立しており増産合意ありきの総会ではないようです。トルコ大統領選もエルドアン大統領が再選されるにせよ、トルコ中銀の独立性が脅かされる懸念も払しょくされず、週明けの東京市場でどのような反応をするかは予測が難しいうえに東京市場が翻弄される可能性もあります。
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